2012年12月31日月曜日

会員カード 社員証 作成方法について

今年も今日で終わりになります。
テニスも今日打ち納めをしてきました。

ブログも書き納めをしようと思います。

先日カードラミネートフィルムの紹介をしたので、会員カードや社員証の作成方法について紹介したいと思います。

一番簡単なのは、和紙のイシカワさんの「簡単名刺 プリンタ共用 角丸キャッシュカードサイズ」を利用するのが良いと思います。 A4 10面 10枚入 460円でネットショップのこちらのページで販売しています。
切れ目がついており、自宅のインクジェットプリンタで簡単に作成可能です。

インクジェットプリンタでの印刷時は、耐水性が無いのでパウチフィルムでラミネートをした方が安心です。ラミネート機がなくても先日紹介した 「お手軽カードラミネート」や「お手軽カードラミシール」があります。こちらのページにあります。
エーワン製品でも、「マルチカード プリンタ兼用 両面 キャッシュカードサイズ ラミネート用」があります。こちらはカードそのものはキャッシュカードより小さいのですが、ラミネートしたサイズが丁度キャッシュカードサイズになります。

マルチカード プリンタ兼用 両面 キャッシュカードサイズ ラミネート用はこちら

簡単ラミネート エコノミータイプ ジャストキャッシュカードサイズはこちら

その他、少枚数のカードを作成するのでしたら、同じくエーワン製品の「IDカード作成用キット」などを利用すれば簡単です。こちらのページになります。

ということで、そろそろ今年最後の飲み納めに入ります。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。



2012年12月5日水曜日

簡単ラミネートフィルム カード用の紹介

ネットショップでは販売しておりませんが、某健保組合向けに販売しているラミネーター不要の手軽に使えるカード用ラミネートフィルムがあります。

運営しているネットショップでは、エーワン製の簡単ラミネート (こちらのページ) を販売していますが、何故かカード用の簡単ラミネートは、カードより多少なり大きなサイズが必要なのに、カードの大きさと全く同サイズなのでカード用としては使用できません。

名刺用サイズ用がありますが、こちらではチョット大きくなりすぎ、財布のカード入れのスペースに全く入りません。

それで透明フィルムラベルを特殊加工することで、ラベル加工屋さんの協力により、カード用に丁度良いお手軽ラミネートフィルムを作成しました。


社内でも社員証のラミネートフィルムとして好評です。折角便利な製品を作りましたので、興味のある方がいるようでしたらサンプルを送付いたします。

是非、お問い合わせ頂ければと思います。
サンプル送付先は、私宛にメールを頂ければと思います。

お問い合わせが多ければ、ネットショップでも販売を検討しようかと思います。

今日はこのへんで・・・

追伸 今日ネットショップにテスト販売を開始しました。

低価格のシールタイプも追加しました。

こちらのページになります。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年12月4日火曜日

タペストリーの作り方

最近ネットショップのお客様より、タペストリーやのぼり旗などを作成するための用紙の問い合わせがよく来ます。

今日は大判インクジェットプリンタを使用して、タペストリーを作成する用紙やツールについて紹介します。
おしゃれな手作りのタペストリーというよりは、POP用など店舗などで使用するタペストリーですのでご理解ください。
 インクジェットの用紙としては、フィルム系かクロス系がお勧めになります。
白色フィルムや合成紙系はこちらのページ、クロス系につきましてはこちらのページをご覧ください。

クロスは引き裂きに強く、折りたためるメリットがあります。ただ、カットした部分からほつれ易いので、PET素材などの化繊クロスはヒートカットする必要があります。また、ヒートカット不要なフリーカットクロスや不織布などもあります。
※ヒートカット用のカッターはこちらのページで販売しています。

フィルム系はクロスの様な深みはありませんが、写真の様な画像を印刷するにはむいています。
ただ、フィルム系は傷がつくと、そこから裂け易いので注意が必要です。裂けないように裏にクロスを貼り合わせたユポクロスのような製品もあります。

タペストリーを作成するためのパイプセットがあります。お客様から要望されたのでこちらも販売を開始しました。こちらのページになります。
こんばんは、こんなところで・・・

2012年12月3日月曜日

コーワシェルシートの紹介

大判インクジェットプリンタで印刷した後で、貼って剥がせる施工が楽な用紙としては、以前サクションタックやFIXFILMなどを紹介しましたが、もう一つコーワシェルシートという商品がありましたので紹介します。
ネットショップでの販売ページはこちらになります。

また、開発した株式会社光和インターナショナルに詳しい説明がありますのでご覧ください。

このコーワシェルシートは、元々自動車用として開発されました。最初貼りつけた時の粘着力は軽いので何回も貼り直しが可能です。
それが数日経つと強力な接着力になり、すき間から水が入り込むようなことがありません。更に糊を使用していませんので、剥がす時は全く糊残りがありません。

その為、自動車だけではなく床やガラスから看板まで広く使われています。
剥がした後でも再接着は可能なのですが、剥がす時にフィルムが伸びてしまうので、実際には再使用はできません。

品ぞろえも豊富で、一般の水系インクジェット用のカット品&ロール品から、溶剤インク用やUVインク用もあります。

眠いのでここまでです。

2012年11月12日月曜日

タトゥーシールの作り方

プリンタで簡単にタトゥーシールが作成できる優れものがありますので紹介いたします。

和紙のイシカワという会社で作っている 「水転写シール」 になります。
和紙のイシカワでは、A4 3枚入りとはがきサイズ5枚入りを販売しています。

私の運営しているサイトでは、A4サイズを10枚入りに仕立て直して、1枚当たりの単価を安くして販売しています。
こちらのページで販売しています。

この商品の優れた点は、インクジェットで印刷した画像と一緒に、耐水性のある透明な膜を転写することです。
フィルムを上から貼る必要がないので自然な感じに仕上がる点と、透明の膜が水には強いものの、取るときは中性洗剤で簡単に洗い落とすことができる点にあります。

ただ、欠点として皮膚の熱で乾くとひび割れが生じてしまいます。
ひび割れを生じさせないで長く使用する方法があります。
タトゥーを貼る場所にハンドクリームを塗ってください。
花王の atrix ハンドクリームで試したところ、1日中もってくれました。

作り方を簡単に説明します。
① インクジェットプリンタで、タトゥーにしたい絵柄を左右反転して印刷します。
② 印刷した絵柄をドライヤーでよく乾かします。
③ 絵柄に沿って2mm程度外側を切り抜きます。
④ 切り取った絵柄を転写したい場所に置きます。
⑤ 裏の台紙を濡らしたティッシュなどで、水分を浸透させます。
⑥ 湿っているうちに台紙を剥がせば完成です。

使用方法の説明は、商品に記載されています。

和紙のイシカワ製以外にも、エーワン製品で 「水転写紙」 があります。
こちらは、印刷した絵柄を転写した後に、伸縮性のあるフィルムで覆うタイプになります。
お勧め品は、白い糊を使用した白地タイプです。インクジェットにない白インクの代わりに白い糊で、『白』 を表現しています。

2012年10月23日火曜日

複写用紙についての説明です。

プリンタ用複写紙についてネットショップに質問がよく来るので、簡単に説明したいと思います。

多い質問①
コピー用紙との組み合わせができないか?

 複写紙の中用紙は、用紙のウラ面にマイクロカプセルに入った発色用の無色のインクがコーティングされており、オモテ面にウラ面のインクを発色させる為の顕色剤がコーティングされています。
 複写紙のウラ面の無色のインクとオモテ面の顕色剤とが反応して発色する仕組みになっていますので、コピー用紙との組み合わせはできません。

多い質問②
もっと薄い複写用紙はないのか?

 私が運営しているネットショップ 「ペーパーアンドグッズ」 では、レーザープリンタ・インクジェットプリンタ対応の複写用紙を販売していますが、A4サイズは中厚口(60g/㎡)と厚口(75g/㎡)品の2種類、A3、B4は厚口のみ1種類を販売しています。

 確かに伝票に使われている複写紙には、40g/㎡程度の薄い物が多く、薄い方が複写枚数を増やせます。

 複写用紙はオモテとウラに違う薬品がコーティングされており、熱がかかるとカールしやすい性質があります。
 中厚口(60g/㎡)より薄い複写紙は、カールしやすくプリンターの中でジャムリを生じる可能性が高くなります。
 また、A3やB4サイズになりますと、中厚口(60g/㎡)でもジャムリが生じる可能性があるので、厚口(75g/㎡)だけを販売しています。

ご理解いただけますようお願いいたします。

複写紙の使い方については、以前こちらのページで紹介していますので、是非ご覧ください。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年9月17日月曜日

ふくさとお揃いのサブバッグの紹介

いつも用紙の紹介をしていますが、アルバーナ商品を紹介したいと思います。

アルバーナではクレデュ クレ商品の販売をしていますが、ふくさがリボン付きでオシャレなせいか結構売れています。

袱紗と同じデザインのサブバッグをオリジナルで作成してみました。こちらが結構売れ始めました。

プリンタ用紙が専門ですが、女性向け商品もなかなか楽しいものですね。

買ったお客様から本当に可愛らしくて良かったとのお礼のメールをもらえると、本当にうれしいものですね!

羽のように軽いコットンパールもおすすめ商品です。初めて手に持った時は、見たイメージと持った手にした軽さがあまりにも違うのでびっくりしてしまいました。

長いネックレスでも軽くて肩がこらないと年配の方にも好評です。かみさんにも思わずひとつ買ってしまいました。

こんな商品があります。




ファッションサイトアルバーナはこちらになります。

2012年9月9日日曜日

サクションタック&ユポ静電吸着品の紹介

先月末に、ユポコーポレーションよりインクジェット用ユポ静電吸着が発売されました。

従来のユポサクションタックがマイクロ吸盤を利用した微粘着で、貼ったり剥がしたりが可能な製品ですが、このユポ静電吸着は品名の通り静電気を利用して吸着します。

サクションタックのカット品はこちらのページでロール品はこちらのページ販売しています。

サクションタックは吸着層が厚い為、全体の厚みが270μ程度になりますが、静電吸着は200μとサクションタックより薄めになります。

サクションタックはガラスや金属などの平らな面にしっかりとくっつく感じですが、静電吸着は最初軽くくっついた感じですが、時間とともに強くなっていきます。

最初はプロユースの大判インクジェット用ロール紙が主体でしたが、家庭用プリンタで印刷できるA4 A3 サイズのカット品が発売されました。

ユポコーポレーションで使用例などが紹介されています。
サクションタックの使用例はこちら
ユポ 静電吸着の説明はこちら

私が運営を開始したネットショップで、サクションタックのA4とA3サイズを5枚単位で販売を開始しました。
また、610と914mm幅のロール品も在庫販売をしています。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2013年7月8日 捕捉します。
ユポコーポレーションでは、サクションタックは染料インクでの印刷時は印刷物の耐水性がないとの見解でしたが、自宅にあるキャノンの染料インクプリンタで印刷しすぐ水につけてみましたが、インクは滲みもしませんでした。
耐水性全く問題ありませんでした。

また、屋外使用は雨などの浸透で剥がれてしまうとのことでしたが、我が家のリビングのガラスに貼ってテストしたところ、一カ月以上経っていますが剥がれていません。

ただし、直射日光の当たる場所の為、半月も経たないのに色褪せが発生してしまいました。これはインクの問題なのでしょうがありません。
一番紫外線が強い季節ですので、日差しは避けた方が良いと思います。

追伸でした。

2013年8月10日 またまた補足です。
ユポコーポレーションでは、サクションタックは自動車に貼って走ることは推奨していません。
我が家のマーチの屋根に色褪せした先のテストサンプルを貼って、一週間以上経っても全く剥がれませんでした。
ただし、カミさんがガソリンスタンドで 「なんですかこれ?」 と言われて、恥をかいたと怒ってしまいました・・・ゴメン!

2012年8月26日日曜日

3Bの会の8月発表者でした。

 先週の木曜日 8月23日 淡路町ルノアールで第四木曜日に開催している異業種交流会3Bの会がありました。
 毎月交代でその月の担当者がテーマ本を決めて、各自その本を読んだ上で集まります。担当者がレジメを作成し発表した後、皆でその本について話し合います。

 私が決めたテーマ本は「インクジェットの時代がきた!」でした。今まで一冊の本を何度も読み返して読むことがなかったのですが、レジメを作成するために3回も読み返しました。
 なかなか良い経験になりました。3Bの会に感謝感謝!

3Bの会では常時メンバーを募集しています。

作成したレジメを後に貼り付けておきますので、興味のある方はお読みください。PDFが添付できるとよいのですが、コピペいたします。




3Bの会 8月定例会
「インクジェット時代がきた!」
液晶テレビも骨も作れる驚異の技術
2012.8.23 都澤
はじめに-傾きつつある日本のものづくり産業
 2012年初頭、日本の製造業は悪夢のような状況に陥った。
 同じ製品を大量に作って消費させるという20世紀型のモデルはもはや通用しない。
 高付加価値製品を目指す「デジタルものづくり」の技術として実用化されているのが「インクジェット」である。

序章-20世紀型ものづくりの終焉
 モノに囲まれた我々の暮らしは、大量の材料とエネルギーが使われ、製品の多くがゴミとなっている。
 型や版を作って大量生産するものづくりから、必要なところに必要なインクを打ち込むインクジェット技術を利用した究極の個別生産へと変わっていく可能性がある。

第一章-インクジェットとは何か?
・インクジェット以前のプリンタ
    ドットインパクトプリンタ インクリボンをピンで突く インクジェットやレーザーへ
    サーマルプリンタ 感熱紙…レジ用プリンタ 熱転写リボン…家庭用FAX
・インクジェットプリンタについて
    コンティニュアス方式…大型・高速・低解像度 ※ヘッドだけで1億円 印刷機に搭載も可
用途:カード使用明細や請求書 ペットボトルや缶ビンの賞味期限表示 ※高粘度インク使用可
    オンデマンド方式…小型・低速・高解像度 サーマル方式(バブルジェット)&ピエゾ方式
卓上プリンタ 水性染料インク 用途:デジカメの写真印刷 パソコンデータ出力用
大判プリンタ 水性顔料インク 用途:CAD図面 屋内ポスター 短期屋外ポスター 昇り旗
       油性顔料インク 用途;屋外ポスター 横断幕 垂れ幕 
       UV顔料インク 用途:ゴルフボール バット 立体物
       水性ラテックスインク 用途:屋内外ポスター等 
       レジンインク、捺染用昇華転写インク&ダイレクト昇華インク 用途:繊維捺染
 サーマル方式:インクを過熱して気泡を作りインクを押し出す。
長所:ヘッドを小型化しやすい。短所:インクの自由度が少ない。
 ピエゾ方式:ピエゾ素子の電気的変形を利用してインクを押し出す。
  長所:インクを選ばない。ノズル径によらずドットの大きさを変えられる。
  短所:サーマル方式ほど小型化できない。
・レーザープリンタについて
感光体ドラムのレーザーを照射した部分に帯電したトナーをつけ、紙に転写させ熱を加えたヒートローラーでトナーを定着させる。
インクジェットは紙に非接触なのに対し、レーザープリンターはドラムとヒートローラーが紙に接触し、ヒートローラーを過熱させるエネルギーが必要です。

第二章-ケーキに印刷、家にも印刷
①マスターマインド社は、インクメーカーと共同で可食インクを開発し、フードプリンターを販売。
②樹脂(レジン)が含まれたレジンインクでTシャツへのダイレクトプリンタが可能に。
 インクジェットによる捺染で従来の捺染工程を大幅に短縮。 
  昇華インクによる昇華転写プリントからダイレクト昇華プリントへ
③インクジェットプリント後のコーティング技術でサイディングも印刷。(ニチハ㈱)
在庫リスクの低減&デザインの自由度UP

第三章-2次元から3次元の印刷へ
 3Dプリンタ:平面印刷から立体物印刷へ
    光造形法 紫外線硬化樹脂を使用 ObjetPolyjet
長所:複雑な形状の作成可 
    粉末法 石膏やセラミックの粉に接着剤を噴射 スリーディーシステムズ ZPrinter
長所:フルカラー対応 内部も印刷 短所:石膏で強度に問題あり
    熱溶解積層法 ノズルから出した樹脂を熱で溶かしながら重ねていく
長所:実物と同様の樹脂を使用 小ロット製品の作成可
 用途:考古学や美術品のレプリカ作成し展示 建築コンペ用模型作成 オリジナルフィギア作成

 プリンテッド・エレクトロニクス
    液晶テレビ 液晶パネル内の配向膜&カラーフィルター作成
    ハードディスク 潤滑剤の供給
    金属配線 金属粒子を噴出し電子回路を紙やフィルムに印刷
用途:RFIDタグ(無線ICタグ)センサーネットワーク
    トランジスタ アモルファスシリコン以上の速度を実現する有機トランジスタ
インクジェット技術で半導体の薄膜に高い結晶性を形成
ダブルショット印刷法の有機TFTは、アモルファスシリコンTFTの10倍以上の速度を実現

 鋳物 砂型鋳造法 ダイカスト法 シェルモールド法 ロストワックス法 フルモールド法
  これらの鋳造法は職人技で後継者を育てるのが困難になっている。コンピュータによる3D CAD/CAMで作成された複雑な部品の設計図は作成できるものの、実際に製品を作成するための鋳造法案作成が困難になっている。
 鋳造メーカーである株式会社コイワイは、いち早くレーザー方式とインクジェット方式の3Dプリンタを導入し、単純な部分は従来の方法で、複雑な部分はプリンタで直接砂型を作成している。
 型屋は、デジタル化されたデータを一旦アナログに戻して立体に戻すしか方法がなかったが、レーザーやインクジェットで自動化できる。
第四章-ものから医療へ
遺伝子診断のカギとなるDNAチップ
 将来的に普及が期待されるバイオ/医療技術に遺伝子解析があり、遺伝子性の病気で遺伝子のどこに原因があるのか分かれば有効な治療が行える。
 人間を含む生物の遺伝情報は、DNA(デオキシリボ核酸)という物質として記録され、DNA内に含まれる4つの塩基、アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の配列が遺伝情報となる。
 遺伝子解析では、調べたいDNAパターンを用意して調べるが、大量のパターンを一度に調べるためのDNAチップ作成にインクジェットが使用される。アジレント・テクノロジー社の技術は、先の4つの塩基をガラススライド上に4色インクのように打ち込んでいく。
 オランダのアジェンディア社は、このDNAチップを使って、がんの転移や再発の可能性を調べるサービスを提供している。

オーダーメイドの骨をつくる
 人間の体内でもインクジェット技術が使われそうで、実用かに近いのが人工骨を作り患部に埋め込むという研究である。
人工的な素材を骨として使おうという取り組みが長く行われ、金属やセラミックスが挙げられるが、強度はあっても劣化によるメンテナンスが必要である。また、成長する子供の問題や複雑な形状を加工するなど時間やコストの問題がある。
東大医学部付属病院とネクスト21が共同開発した人工骨は、これらの課題を解決すると期待されている。患部のCTスキャンを行い、それを元に3Dデータを作成し人工骨を3Dプリンタで作成する。人工骨はリン酸カルシウムでできており、内部に細胞や血管が入り込みやすい構造の作成が可能で、スピーディーに人工骨が自分の骨に変わっていく。
 
生きた細胞で組織をつくる
 人工骨のような均一な素材で一定の形をつくるのと、生体組織をつくるとの間には大変な違いがある。生きている組織とは大変複雑な構造で、血管やその他の分泌系が縫うように走っている。
 細胞が機能を持った「器官」として活動するためには、血管をはじめとする複雑な構造を作る必要がある。
 インクジェットプリンタのドットは細胞と同じサイズに達しており、3Dバイオプリンターで生きた細胞を液体中に3次元造形を可能にした。ただし、ゲルで包まれた細胞が並んでいるだけで、細胞同士の結合や相互作用はなく、人工血管ができるわけではない。
 20世紀以降動物発生初期段階の胚からつくる胚性幹細胞(FS細胞)や人工多能性幹細胞(IPS細胞が作成され、心筋や細胞を作り出しに成功しているが、複雑な組織や臓器作成の実現目途は立っていない。
 現時点では細胞を生かしたまま3次元的に配置できるレベルながら、今後国際的な進展も期待でき、さまざまな細胞を自在に組み合わせて積層し、組織構造を作ることも夢ではない。

終章-インクジェットで未来はどう変わるのか?
印刷物を個別に大量に刷るという考え方
 版を使った同じ内容の大量印刷から、オンデマンド印刷による可変データの消費者趣味別チラシ印刷や、書籍印刷サービス。少部数を低価格での提供が可能に。

既製品でなくオーダーメイドでモノを買う
アパレルの世界でも、インクジェット技術によるデジタル捺染で、人気のあるデザイナーオーダーメイドが手軽に。こうした個別化が、アクセサリーやフィギア、食べ物にも当てはまり、消費者が作り手として参加しながら消費する傾向へ。

デジタル技術でよみがえる製造業
 日本の家電メーカーを筆頭に、大規模な投資を行ったものの収益が上がらず苦しんでいる。インクジェットをはじめとするプリンテッド・エレクトロニクス技術が成熟すれば、開発や製造設備がコンパクトになっていく。
 参入障壁が低くなればベンチャー企業による参入も活発になる。

インクジェット技術の光と影
 エレクトロニクスやバイオでのインクジェット技術使用には大きな「弱み」がある。印刷では誤魔化せたノズル詰りが製品品質や歩留まりに影響する。
 高品質製品を大量生産する成功体験から抜け出せない日本企業は、安売り競争から抜け出すべきである。インクジェット技術には、他の製造技術と違い模倣が困難との特徴がある。

リソース最適化が進んだ世界はユートピアではない
 リソース最適化技術はインクジェットに限らないが、リソース最適化が日本でのものづくりを復活させる可能性がある。
 ただし、これによって日本経済が復活し、私たちの生活が豊かになるとは一概に言えない。リソース最適化されたものづくりは、知価創造的な産業であり産業分野の雇用を増やすわけではない。
 リソースの最適化の技術は、社会の在り方、私たちの仕事、仕事の在り方を改革していくことになる。

以上

     



2012年7月22日日曜日

撥水紙について

先日耐水紙について説明したので、今日は撥水紙について説明します。

耐水紙はフィルムベースやフィルムと紙の複合品で、水に浸けておいても強度を保っている紙を言いますが、撥水紙は紙の両面に撥水剤をコーティングした紙になります。

撥水剤とは防水スプレーなどに多く使われているシリコン系と同様で、紙の両面にコーティングしているので、水を弾くようにできています。

雨がかかったりコーヒーをこぼしたりした場合に、液体を弾きますので、すぐ拭き取れば全く問題なく使用することができます。

ただし、耐水紙と違い短期的に水を弾きますが、雨の中に長時間さらしておいたり水に浸けたりすると、紙の中に水が浸透して強度がなくなってしまいます。

用途としては、屋外や水回りのPOP用などではなく、短期的に水がかかる可能性のある場所等での使用にお勧めです。

私の運営するネットショップのこちらのページで、撥水紙をカット品に仕上げて、オリジナル品で販売しています。

レーザーピーチなどの耐水性のある合成紙、フィルムなどはこちらにございます。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年7月16日月曜日

ラミフリー&タフペーパーアクアについて

この連休の土日は、会社のテニス部の東西対抗戦で軽井沢でした。テニスの対抗戦は東京が勝ちましたが、夜の飲みでの盛り上がりは大阪に圧倒されてしまいました。

軽井沢のアウトレットのセール開始もあり、昨日の日曜日は軽井沢インター手前からアウトレットまで、大大大渋滞で全く動けない状態でした。こちらは帰り道でしたので良かったですが、多分アウトレットが終了するまでにたどり着けなかったのではと思います。

先日、耐水フィルムや耐水紙について書きましたが、他にもラミフリーとタフペーパーアクアがあるので紹介しておきます。

ラミフリーはカレカやオーパMDPと同じで紙とフィルムの複合品になります。親会社の得意先である中川製作所が販売しており、ネットショップの販売商品に加えています。

タフペーパーアクアは、PET繊維を紙のようにからませて作った不織布です。水が浸み込みますが強度があり、クロスのように折ることができるので屋外用の地図などに便利です。


レーザーピーチなどの耐水性のある合成紙、フィルムなどはこちらにございます。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年7月10日火曜日

カレカ (耐水紙)について

先日 耐水紙オーパMDPについて簡単に書きましたが、耐水紙としては三菱化学メディアのカレカが有名なので紹介しておきます。
 ※現在は販売終了しているようです。

レーザープリンタに対応した耐水紙(不織布)やフィルムはこちらで販売しています。

耐水紙カレカはオーパMDPと同様で紙とフィルムの複合品になります。
発売はカレカが複合品の中では一番早く発売されており、フィルム単体はレーザーピーチで複合品はカレカの2種類が市場でPOP用として先行しています。

私が運営しているネットショップでは、様々な耐水紙や東洋紡製などのフィルムを販売していますが、カレカは販売をしておりません。理由は簡単で高いからです。

耐水紙は紙とフィルムの複合品ですのでコスト的に安いのですが、紙やフィルムを原紙で取り扱っている関係上、東洋紡のレーザープリンタ対応のPETフィルムを原紙からカットして販売すると、三菱化学メディア品を仕入れて売るより、半分以下の値段で販売可能となります。

オーパMDPも原紙から加工して販売すればかなり安くはなりますが、加工ロットの問題もあり桜井ブランド品を販売しています。それでもカレカより大分安く販売しております。

ただ、カレカのメリットはレーザーピーチと同様で、先行して販売している為プリンタメーカーの評価を得ている点にあります。
レーザープリンタでフィルムを使用する場合は、印刷品質が不安定であったり、トラブルを起こす可能性があるので、紙と違ってプリンタメーカーの推奨があると安心というユーザーの気持ちがあります。
私が大丈夫という商品は、少なくともプリンタを痛めることはないので、是非試して頂ければと思います。コスト的に大分違ってきますので・・・

レーザーピーチなどの耐水性のある合成紙、フィルムなどはこちらにございます。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年7月8日日曜日

オーパMDPについて

先月合成紙やフィルムについて書いたので、今度は紙とフィルムの複合品である耐水紙オーパーMDPを紹介します。

オーパMDPなどのレーザープリンタ用で耐水性のある耐水紙、撥水紙、クロスなどはこちら、又白色PETフィルムはこちらにございます

オーパMDPは日本製紙の製品で、レーザープリンタで印刷可能でPOP用途向けに開発された製品です。
日本製紙グループのホームページのこちらのページで詳しく紹介されています。

オーパーMDPは下の図のように、ベースの紙の両面を耐熱性樹脂とレーザープリンタのトナー適性を持ったコート層で挟み込んであります。そのため表裏からの水の侵入はありませんが、水の中に長時間つけておくと紙の断面から水分が浸透してしまいます。
ただ、POPとしての実用上は問題のないレベルです。


オーパのメリットは、全体の60~75%以上が紙で構成されている為価格が安いのと、燃焼時のカロリー数値もフィルム系耐水紙に比較して低く、自治体によっては可燃ゴミとして出せることです。
また、中層の紙には約10~30%前後の古紙パルプを使用しており、グリーン購入ネットワークの登録商品になっています。
 
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。


2012年6月23日土曜日

ピーチコートについて

今日は9時からテニスオフで4時間テニスです。それまで簡単にブログを書きます。

先日合成紙ユポとクリスパーについて説明したので、今日は日清紡ピーチコートについて説明します。
合成紙について説明したページはこちらになります。
クリスパーについて説明したページはこちらになります。

ピーチコートはPETベースのフィルムになりますが、PETフィルムの表裏にトナー適性のあるコーティングをしています。
日清紡のホームページでピーチコートを紹介しているページはこちらです。

ピーチコートはPETフィルムにオフマシンでコーティングしている為、発泡PETにオンマシンでコーティングしている、東洋紡のクリスパーと比べて価格は高くなっています。

通常のPETフィルムの比重が約1.4に対して発泡PETの比重は約1.1程度ですので、同じ厚みの場合発泡PETの方が原料を3割近く少なくできます。

ただ、いち早くレーザープリンタ用フィルムとして先行し、レーザープリンタメーカー各社のプリンタで、印刷評価を得たこともあり市場での認知度は高くなっています。

また、オフマシンでコーティングしている為、コーティング層が厚く安定した印刷品質が得られている事も、市場での認知度が高い理由かもしれません。

耐水紙としてはフィルム素材だけでなく、フィルムと紙の複合品などもあります。そちらの製品については、改めてまた説明します。

ピーチコートなどの耐水性のある合成紙、フィルムなどはこちらにございます。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年6月20日水曜日

クリスパーについて

先日合成紙ユポについて説明したので、今日は東洋紡の合成紙 クリスパーについて説明したいと思います。

合成紙ユポ程の知名度はありませんが、東洋紡が販売しているクリスパーも合成紙の一種になります。
東洋紡のクリスパーについて説明しているページはこちらになります。

クリスパーはユポと違って原料がポリプロピレンではなく、発泡PETがベースとなっています。
日清紡のピーチコートが普通のPETフィルムをベースとしているのに対して、発砲PETを使用しているクリスパーは厚みの割に軽いのが特長です。
※透明PETの比重:1.4 クリスパーの比重:1.1 と3割近く軽くなっています。

更に発泡PETは半透明なので、表裏のコーティング量を抑えられる為、通常のオフラインコーティングではなく、フィルム製造工程でのオンマシンコーティングで生産できる為、コストを抑えた製品になっています。
また、クリスパーは使用済みペットボトルなどを混ぜた環境に優しい製品でもあります。

クリスパーは原料がPETですので熱に強い為、レーザープリンタ用フィルムとしても使用可能です。
ただし、日清紡のピーチコートがレーザープリンタ用として先行し、プリンタメーカー各社で評価されたのに対して、クリスパーは後発でプリンタメーカーでのテスト評価がありません。
その差が、レーザーピーチとして市場で認知度が得られているピーチコートとの大きな差になっています。

私が運営しているネットショップでは、クリスパーのレーザープリンタ対応品K2323というグレードのカット品をレーザーピーチよりかなり安い価格で販売していますが、レーザーピーチを購入されるお客様が多いようです。
ただ、最近ではサンプルを試されてクリスパーを購入されるお客様も増えています。
レーザープリンター用フィルムはこちらのページにあります。

東洋紡ではこのクリスパーをベースとしたインクジェットロール紙を販売しております。耐水性の良い染料顔料インク兼用の合成紙(フィルム)で、MW107という品番の商品になります。

それぞれこちらの耐水性のあるロール紙のページにあります。A4サイズなどのカット品はこちらにありますので是非お試し願います。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年6月16日土曜日

合成紙について (ユポインクジェットやレーザープリンタ用&印刷用)

私が運営しているネットショップで検索が多いキーワードに「合成紙」があります。その合成紙について説明したいと思います。

インクジェット用合成紙やユポなどの白色フィルムは、こちらの 「プロのお店」 で販売しています。

最初に合成紙として生産されたのは、「ユポ」という名前で知られている、ポリプロピレンべース(PP)の製品です。現在もユポコーポレーションで生産されています。

合成紙とは何かと言いますと、一般の紙と違い木材チップから作られるパルプを原料とせず、石油などを原料としており、紙のように印刷や筆記が可能な物の総称だと思います。

下の図はユポの構造図ですが、中の基材がPPになっており気泡のようなミクロボイドが多くあり、厚みの割には軽い構造になっています。表裏に筆記性のある層があります。
合成紙は耐水紙がある為、選挙用ポスターなどの屋外用ポスターなどの他、鉛筆やボールペンで筆記できる為ゴルフ場のスコアカードにも使われています。また、お風呂用の本などにも使われています。

合成紙にはユポの他、東洋紡のクリスパーや日清紡のピーチコートがあります。東洋紡のクリスパーや日清紡のピーチコートはPETベースです。ユポはPPベースで融点が低く熱に弱い為、ヒートロールの熱がかかるレーザープリンタには使えませんがPETベースのクリスパーやピーチコートはレーザープリンタで使用できます。

インクジェット用合成紙としては、インクジェット用コーティングをした合成紙ユポや東洋紡クリスパーもあります。こちらのプロの店でイロイロ販売しています。

クリスパーやピーチコートについては、また改めて説明します。


2012年6月13日水曜日

夏でも快適なシーツ 和紙糸製品の紹介

快適に過ごせる和紙の糸を使った製品を紹介したいと思います。
和紙糸のシーツやバスマット、ボディータオルや靴下などがあります。

紙は木材繊維に含まれるリグニンなどを薬品を使用して取り除いており、繊維そのものに細かな空洞があります。その空洞が空気を保つ為保温性があります。
また、和紙の繊維は洋紙と違い長くて、繊維同士が良く絡み合っています。その為保温性が更に高いのに通気性が良くさらっとしています。

そんな特徴を生かして作られた製品が、次の和紙糸製品になります。
お勧めの一押し品は、和紙糸のシーツになります。
紙のシーツと聞くと安くて使い捨てのイメージを持たれるかもしれませんが、和紙の糸を使った製品は全く逆で超高級品の部類になります。

製造方法に手間がかかっています。まず機械漉きの和紙を5mm程度の幅にスリットし、それをよって和紙の糸を作ります。その和紙の糸を繊維状に織り込んだ生地で作られたシーツになります。

触った感じはやや硬い感じになりますが、汗をかいてもさらっとしており、暑い夏でも快適に眠ることができます。
冬でも暖かくて私と息子は一年中手放せませんが、個人差があり、かみさんはソフトなシーツを好んでいます。
薬事法の関係でショップには掲載できませんが、和紙の繊維はアトピーの人の肌にも優しいようです。使用頂いている方より情報が入っていますが、医療機関で証明されていないので、ブログだけに記載しておきます。
次にお勧めなのが、和紙糸のボディータオルになります。
和紙のボディタオルと言うと、すぐにダメになってしまうイメージがある様ですが、実際は大変長持ちします。私はズット何年も和紙のボディタオルを使っていますが、大体半年以上は使用できます。
ナイロンなどのボディタオルと違って肌に優しくて洗った後のスベスベ感とさっぱり感が違います。

もう一つ、お勧めなのが和紙糸の靴下になります。
つま先とかかとの部分が和紙の糸でできています。和紙の糸は通気性が高く、夏でも指先に汗がかき難くなります。変なむしを持っている方、お勧めの逸品です。
その他、車用クッションは夏の運転を楽にする商品です。座席に接しているモモの部分に掻く汗が驚くほど無くなります。その他バスマットやバスタオル、サンダルやぞうりまであります。
当然、これらもネットショップで販売していますが、プリンタ用紙中心のサイトの中では、異色商品になっています。でも紹介したいという思いで売っています。こちらをご覧ください。 

2012年6月10日日曜日

印刷用紙のプリンタ適性について2

先日印刷用紙のプリンタ適性について説明しましたが、印刷用紙にもまだイロイロ有りますので、説明したいと思います。

先日説明した通りで一般印刷用紙は大きく塗工紙と非塗工紙に分けられ、非塗工紙はインクジェットとレーザープリンタ両方に使用可能ですが、塗工紙は基本的にはインクジェットプリンタでは使えません。インクが流れてしまいます。

塗工紙はレーザープリンタでは使用可能な場合が多いですが、紙をさばき空気を入れ重走を防ぐことと、湿気を避け火ぶくれ(ブリスター現象)を防ぐことが必要です。

塗工紙にはイロイロな種類がありますが、コーティング剤は大体一緒で、コーティングの量によって微塗工紙、軽量コート紙、コート紙、アート紙にぶんるいされます。
また、コーティングの表面がマット面ならばマットコート紙、グロス面ならばコート紙、鏡面のように高平滑ならばキャスト紙に分類されます。
マットコート紙は比較的レーザープリンタ適性が良く、重走や火ぶくれ現象が少ないですが、コート紙とキャスト紙は注意が必要です。

上質紙のような非塗工紙で市場で入手できる紙のプリンタ適性ですが、色上質紙はほぼ上質紙と同様と考えて良いと思います。ワラ半紙として使われている更紙は紙が薄くて走行性に難があると思います。

ファンシーペーパーも非塗工紙なのでプリンタ適性がありますが、表面の凹凸がキツイ紙はレーザープリンタではトナーが綺麗にのりません。
ファンシーペーパーは紙そのものにデザイン性が有りますので、文字や簡単なイラストでメニューや案内状などを見栄え良く作ることが出来ます。

非塗工紙としては、和紙もその範疇に加えられると思われます。和紙は薄い物が多く走行性に難がある物も多いのですが、プリンタ用としてうたわれていれば問題ないと思います。ただ、ほとんどの和紙はインク耐水性が無いので注意が必要です。

いずれにしろ一般紙をプリンタで使用する場合は、コピー用紙や上質紙以外は、テストしてからの使用をお勧めいたします。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年6月2日土曜日

我が家の庭の花 6月2日

今日は朝から天気が良いのに、紙商コートはクレーコートの為昨日の雨の影響で使用不可です。
テニスオフに申し込んでいれば良かった・・・残念

今日はブログを書いて、映画館で上映している「映画館落語 かもめ亭」でも見に行きます。

朝早く起きて、庭の写真を撮りましたので紹介します。

大切に育てているバラが先週から咲き始めました。
マリーゴールドの苗を庭のあちこちに植えました。
ランの一種や名前のわからなくなった花もいろいろ咲いています。
 
それでは、そろそろ「映画館落語 かもめ亭」に行ってきます。

2012年5月28日月曜日

自転車デコシール&カサデコシールの紹介

先週末は会社のテニス部と製紙メーカーのテニス部と合同合宿を行いました。
普段のテニスと時間的には変わらないのに、いつもより真剣に試合をしたからか、翌日の日曜日は握力が弱くて力が入りませんでした。年かな~

ところで先週か先々週のNHKの朝の時間に、自転車をオリジナルにデコレーションできる自転車デコシールが紹介されました。このシールはエーワンが先月発売したばかりの新製品です。

この自転車デコシールの製品名は、自転車デコシートと言うと名前ですが、自転車のフレームに巻きつけて貼ります。
自転車をカラフルに飾れるのが受けているようで、NHK効果もあるのかネットショップにも注文が入るようになりました。

自転車デコシートと同時販売されたのが、自転車用反射シールです。クラウン、マリーン、バードの三種類ありますが、自転車をデコるだけでなく安全面でもお勧めの製品です。
ネットショップで購入されるお客様は大体デコシートとデコシールをセットで購入頂いています。
エーワンでは、自転車だけでなくビニール傘をデコる、カサデコシールも販売しており、こちらも誰もが持っているビニール傘をチョット可愛くデコる為や、人のビニール傘と見分けがつきやすい様にする為などで売れています。
どちらもネットショップのエーワン製品のページで販売しています。
ページの一番下にありますので、是非ご覧ください。

2012年5月9日水曜日

印刷用紙のプリンタ適性について

印刷会社などでは一般印刷用紙を、社内のデジタル印刷機やレーザープリンタで使用しています。 印刷会社では、出入りの紙屋から一般印刷用紙が安く入手出来るからです。

プリンタ用紙はプリンタメーカーや文具メーカーのブランドで販売されていますが、生産は当然ながら製紙メーカーが行っています。
流通のルートが長い為、一般印刷用紙に比べて価格が高い物が多いと思われます。

一般印刷用紙をプリンタ用紙として使用する場合の注意点などを加えて説明したいと思います。

一般印刷用紙は、大きく分けて塗工紙と非塗工紙に分類出来ます。 非塗工紙の代表的な紙が上質紙になります。上質紙は一部の薬品を除けばほぼパルプ繊維からできています。

紙の表面もパルプ繊維の為、水系のインクも吸収しますし、トナーも食いついて定着します。 一般的に使われるコピー用紙とほぼ同じで、厚みの種類がイロイロある紙と考えて下さい。
上質紙はコピー用紙と同様にインクジェットプリンタでもレーザープリンタでも使用可能です。 ただし、インクジェットプリンタでの印刷品質はインク濃度や彩度が低く、普通紙レベルで写真などの印刷には不向きです。

レーザープリンタでの印刷品質は、問題なく使用できるレベルになります。 この上質紙の品質を高めて紙の表面の平滑性を高め、白色度を上げカラー印刷の見栄えを良くしたマルチペーパーもあります。
各製紙メーカーがそれぞれの名前をつけていますが、プリンタメーカーブランドで販売されている量の方が多いようです。
マルチペーパーという名前の通り、プリンタを選ばずに使用できます。

非塗工紙のプリンタ適性は問題ありませんが、塗工紙はイロイロな問題があります。
一般印刷用紙はオフセット印刷適性を上げる為のコーティング剤が塗られております。
オフセット印刷は水と油性インクの反発を利用して印刷しており、オフセット印刷適性を上げる為のコーティングは、紙の表面を親油性にし水を弾くようにしています。
その為、カレンダーやポスターなどに使用されている印刷用コート紙は、水系のインクを使用している一般のインクジェットプリンタでは、インクが全て流れてしまいます。
スーパーのチラシに使われている微塗工紙などは、塗りが少ないのでインクを多少は吸収しますが、コピー紙などより印刷品質は落ちます。

レーザープリンタ適性はどうかと言いますと、問題はありますが使用可能な用紙が多いと言えます。 印刷会社の多くはレーザープリンタや同じ原理のデジタル印刷機に、一般印刷用紙であるコート紙を使用しています。
ただし、若干の問題もあります。一般の印刷機は紙をバキュームで吸って一枚ずつ印刷機に送ります。その為一般印刷用紙は紙の表面の摩擦抵抗値をコントロールしていません。
印刷会社の方はそのことを知っていますので、使用前に紙を良くさばき紙と紙の間に空気をいれ、ロールで給紙する為重走が起こりやすいプリンタでの走行トラブルを防いでいます。

また、紙の両面をコーティングされたコート紙のコート層には通気性がありません。湿度が高い時などはコート紙のベース紙の湿度が高く、レーザープリンタのヒートロールの熱で気化した水蒸気がコーティング層を押し上げる火ぶくれ現象が起こりやすくなります。
その為印刷会社では、紙を湿度の低い場所に保管して使用します。これらの点を注意すれば、価格の安い一般印刷用紙を使用できます。

紙屋が出入りしていない一般企業では、印刷用紙の入手が安くなるかは分かりません。
私が運営しているネットショップのこのページで一般紙を販売しています。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年5月6日日曜日

我が家の庭の花 5月6日

今日も朝7時から4時間テニスオフでのテニスでした。 テニスに行く前と夕方雨になる前に花の写真を撮りました。

庭の入口の左右にあるシャクナゲが咲き始めました。
リビングに近い淡い色のシャクナゲとやや濃い色のシャクナゲですが、花の形も結構違います。
シャクナゲの根元近くには、タツナミ草やオダマキが咲いています。
隣の塀際にあるクレマチスも数日前に咲き始め、根元近くにあるスズランも花を咲かせました。
庭にある壁の下には ミヤコワスレも満開で、隣にさくら草も咲いています。
壁の上には、一昨日沢山買い込んだマリーゴールドを植えました。
雷で暗くなったところ、一緒に買ったLEDライトが点灯しました。
マリーゴールドの苗を庭と裏の林に植えました。 またこちらも今後の楽しみです。