2013年7月29日月曜日

溶剤インクジェット用和紙について

今年の1月和紙のイシカワさんが、溶剤インクジェットプリンタ用和紙を発売しました。
正直言って溶剤インクジェットプリンタで和紙を印刷するのかと疑問和感じていましたが、予想に反して多少ですが売れ始めています。

和紙とは言っても雲龍紙のような、楮繊維の流れるような模様があるような和紙ではなく、若干の厚薄による和紙の風合いがあるやや地味な和紙になります。

水性インクジェットプリンタ用のインクは、普通紙や和紙そのものに印刷可能ですが、溶剤インクの場合は溶剤が紙の繊維に浸透していくので、インクが滲んでしまいます。
溶剤インクは塩ビの表面を溶かして食い込む為、その性質を利用して溶剤インク用和紙に仕上げています。

私が仕事で運営しているネットショップでは、インクジェット用品を販売している業者の出入りしている看板屋さんではなく、出力ショップや写真屋さん、デザイン会社、広告代理店、一般企業の企画部署の利用が多いので、ほとんどが水性インクジェットプリンタをお持ちで、溶剤インクジェット所有のお客様はほとんどいませんでした。

溶剤インクジェットプリンタ用和紙の販売に伴って、ほとんどなかった溶剤インクジェットプリンタ所有のお客様が当サイトを利用するようになり、他の商材も価格メリットがあるので購入頂けるようになりました。

溶剤インクジェットプリンタ用和紙のおかげです。
溶剤インク用メディアはこちらのページで販売しています。

さてそろそろブランデータイムです。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2013年7月28日日曜日

タカ印 賞状用紙 インクジェット&レーザープリンター用について


最近では表彰状などの賞状もプリンタで印刷されているようです。 価格的にも安く販売しているので定期的に購入頂けるようになりました。

インクジェットプリンタやレーザープリンタ対応のタカ印 賞状用紙を、こちらの 「プロのお店」 で販売しています。

賞状用紙には、雲なしと雲ありタイプがあります。雲なしタイプは校章などを入れられるようになっています。 色はクリーム色と白色、縦書きと横書きタイプがあります。

サイズもA4 B4 A3サイズのほか、A5やはがきサイズなどイロイロ用紙しています。用紙も一般厚みと厚手品の二種類あります。
 
タカ印 OA賞状用紙 クリーム地 雲なし縦書用
タカ印 OA賞状用紙  白地 雲入
学校やスポーツ団体などのお客様が定期的に購入してくれています。プリンタ用紙などの販売が増えてくれるのはうれしいのですが、印刷会社さんの仕事が少しずつ減っていくのを感じます。

今日もまた、ここらで終了です。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2013年7月24日水曜日

レーザープリンタ用和紙について

随分前にインクジェット用和紙について説明しましたが、レーザープリンタ用和紙について紹介致します。
※ インクジェット用和紙については、こちらのページで説明しています。

レーザープリンタ用(インクジェットも可)和紙はこちらの 「プロのお店」 で販売しています。

レーザープリンタ用和紙に限らず、和紙は洋紙と違って紙の繊維と繊維の間を埋める為の、填料という炭酸カルシウムのような白い粉の薬品を使っていません。
洋紙は短く切ったパルプ繊維を高速でからませ、填料を使って全体的に白くして、裏抜けがしにくい紙にしています。
逆に和紙は長いパルプや楮などの繊維をゆっくりからめて作ります。填料を加えていないので繊維が密のところとそうでないところで、紙の厚みの違い厚薄による独特の風合いが生じます。

レーザープリンタ用和紙と言っても、インクジェット用和紙とは違って特に表面処理をしている訳ではありません。
レーザープリンタのヒートロールで熱がかかってもカールしにくく、トナーの定着の良い和紙に仕上げています。

こちらのページで販売している、和紙のイシカワ製レーザープリンタ用和紙は、「楮」を使用したやや生成りの「カラリスト」や、保存性の良い中性紙の「OA和紙」や「和紙 特厚」のほか、フィルムをサンドした構造で両面印刷可能で耐環境性に優れた「メビィウス」などがあります。

その他、舞い落ちるレーヨン繊維が特徴の「大礼紙」や低価格の「あいさつ」などインクジェットプリンタ共用紙もあります。

デザインに合わせて用紙を選択されると、味わいのある作品に仕上がります。

てなところで、今日もそろそろ・・・

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2013年7月23日火曜日

インクジェット用ロール紙(水性インク用)の種類と用途について

EPSONやCANON、HPで販売している大判プリンタのインクは、一部機種を除いて水性インクが使われています。
水性インク用のロール紙はこちらのページで販売しています。
インクジェット用紙は普通紙や一部の和紙を除くと、インクを吸収するためのインクジェットコーティング層があります。
<普通紙&再生紙 和紙>
普通紙については、先月こちらのページで紹介していますのでご覧ください。
インク吸収層の無い普通紙や再生紙、和紙は、インクが紙の繊維の間に入り込むため、紙の繊維の白色が加わり、赤がややピンク気味になったり、黒がややグレー気味になったりします。
水性顔料インクは染料インクより紙の表面にインクが留まりやすく、水性染料インクより濃度が出る傾向があります。
また、紙がインクを吸収するので、紙が水分の影響でやや波打ちが生じます。ベタ部分が多い写真などの印刷は不向きで、文字やベタ部分の少ないイラスト程度の印刷用としてご利用願います。
※ 和紙でも「和紙のイシカワ製品」は、和紙の表面性を残すコーティング技術により、印刷濃度が高く奥行きのある画像表現が可能です。
インクジェット用和紙については、こちらのページで説明しています。

<マット紙>
マット紙については、先日こちらのページで紹介していますのでご覧ください。
フォト紙と違って光沢が無いので、落ち着いた仕上がりになります。ガラスやアクリル板を通して見るような用途では写真も光沢感が出ますが、そのまま使用される場合はイラストや文字などの印刷向きと言えます。
普通紙と比較して印刷濃度は高くなります。

<フォト紙>
インクジェットフォト紙については、以前こちらのページで紹介していますのでご覧ください。
フォト紙には光沢タイプとセミ光沢タイプがあります。
用途としては写真などのポスター用途が多いと思いますが、光沢タイプは写真がきれいに仕上がりますが、蛍光灯の光を反射してしまうので、セミ光沢タイプもお勧めです。
セミ光沢タイプは、印刷用のコート紙と表面が似ているので、印刷前の校正用(プルーフ)としても使用されています。

そろそろ寝るとします。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2013年7月16日火曜日

インクジェットロール紙の種類と用途について

最近、水系インクジェットプリンタをお持ちのお客様から、溶剤やUVインク用メディアの問い合わせが増えているようなので、それぞれについて説枚致します。
インクジェットロール紙は、使用しているプリンタのインクによって使用頂けるものと使用頂けないものがあります。

〇一番多く使われているのが、EPSON CANON HP で販売している水系染料及び水系顔料インクのプリンタになります。
殆どの水系インク用インクジェットロール紙は、染料・顔料インク兼用と言って問題ないと思います。
 ※ 顔料インクの初期のプリンタは、インク粒子が粗くフォト紙などで使えないものもありました。
水系インク用のインクジェット紙は、普通紙や和紙などの一部を除いて、水系のインクを吸収するインクジェットコーティング層があります。
このインクジェット層のコーティングが必要なので、インクジェット用紙は普通紙を除くと、レーザープリンタ用紙と比べて高い物になってしまいます。
 ※ インクジェット層の無い溶剤インク用やUVインク用などのメディアは使用できません。
また、このインクジェット層が紫外線などで劣化するため、屋外での使用が限定されてしまいます。
 ※ 屋外での使用はラミネート加工する必要があります。

〇次に多いのが、サイン業界で多く使われている溶剤(ソルベント)インクのインクジェットプリンタになります。 溶剤インクは塩ビの表面を溶かして、塩ビ表面に印刷可能です。
その為、塩ビの粘着加工品やフィルムの表面に塩ビコーティングしたターポリンという素材が、溶剤プリンタでは多く使用されます。
これらのメディアは、インクジェット層がないので価格が安く耐候性に優れており、屋外での長期使用も可能になります。
普通紙などの紙ベース品は、溶剤が浸透していまうので滲んでしまいます。その為特殊な表面処理が必要になり、水系インク用と比べて高い物になってしまいます。

〇その他に、UV照射によってインクの表面を固化させるUVインクジェットプリンタや、数年前に登場した熱で固めるラテックスインクのインクジェットプリンタがあります。
どちらのプリンタも殆どの素材に印刷可能ですが、素材の表面にインクが留まる為、素材によっては、こすりに弱いことがあります。

いずれにしろ、インクジェットプリンタのインクの種類に合わせた用紙をお使いいただくことが必要になります。

これから、各インクに対応するインクジェットロール紙の用途と種類について説明していきます。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2013年7月15日月曜日

インクジェット紙ロール粘着品の販売開始について

この連休も、三日間午前中はテニスでした。イヤー暑い暑い!
日よけをイロイロ取り付けて、一休みにブログです。

ネットショップに、インクジェット用の紙ベースの粘着ロールについて問い合わせが時々あります。

合成紙やフィルム系では粘着品は一般的にありますが、何故か紙タイプの粘着品はカット紙はありますが、ロール品は殆ど販売されていません。

桜井製品でこちらのページにありますが、何故か760mm幅という変わった幅になっています。

ピクトリコ製品ではフォト用の用紙をこちらのページで、「ポスターフォトペーパー 超光沢/粘着」各サイズ揃えていますが、価格がかなり高めになります。

合成紙やフィルムと違って紙はやぶれ易いので、キレイに剥がせない為なのかもしれませんが、価格が安いので展示会などでのパネル作成用などに用途があると思います。

そんなことで、試しにマットロール紙とフォトロール紙の粘着品を、610mm幅で各2本試作して販売開始しました。
原紙幅の都合でマット紙は300mm幅、フォト紙は210mm幅のロールもそれぞれ2本ずつ販売を開始しています。

マットロール紙の粘着品はこちらのページになります。
フォトロール紙の粘着品はこちらのページになります。

まだあまり売れていません。 お願い、誰か買って!!!








2013年7月4日木曜日

HG3厚手マット紙ロールについて

私が運営しているネットショップ「ペーパーアンドグッズ」で一番売れている商品というと、HG3厚手というインクジェット用マット紙ロールになります。

この用紙は、王子製紙のインクジェット原紙を加工して製品仕上げし、ネットショップで直販している為、大変お買い得価格になっています。

190μm (0.19mm) としっかりした厚みがあるのでハンドリングしやすく、仕上がりも大変きれいになります。

マット紙は光沢感がないのですが、パネルなどガラスやアクリル板を通して見ると光沢感が出るので、パチンコ屋さんで多く使われています。

製品はこちらのページで販売していますので、是非お試し頂ければと思います。

ネットでの購入が難しいようでしたら、大塚商会/たのめーる オリジナルインクジェットコート紙 HG3マット及びHG3厚手マット を購入頂ければと思います。

HG3マット紙という薄手タイプもあります。厚手品が30m巻に対してこちらは45m巻になります。
1本当たりの価格は若干HG3厚手マット紙より高くなりますが、m当たりの単価では安くなります。

HG3以外にも再生品や輸入品のマット紙も販売していますが、価格的にもHG3シリーズが一番お買い得だと思います。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。