2012年2月29日水曜日

インクジェットユポクロス&ユポストロングクロスについて

今日はインクジェットユポクロスとユポストロングクロスについて説明したいと思います。
ユポの原紙やカット品はこちらのページで販売しています。

先日書いた横断幕や垂れ幕を作成するインクジェット用紙で説明しましたが、ユポクロスとユポストロングクロスは、引き裂きに強く横断幕や垂れ幕などの用途に多く使用されています。

ユポクロスはVJFP-120という顔料インク用インクジェットユポ120ミクロン厚の裏面に薄目のクロスを貼り合わせて、180厚に仕上げています。

ユポストロングクロスは、同じくインクジェットユポ120ミクロン厚の裏面に、強度があるクロスを貼り合わせて、295ミクロンに仕上げた用紙です。ユポストロングクロスは、クロス強度が高く縫製・鳩目加工も可能です。

インクジェットユポの表面は、マット面になっていますが、クロスや不織布と比べると平滑が高く、写真などの画像をキレイに印刷することができます。

ところでユポはポリエチレンベースのフィルムなのに、何故クロスを貼り合わせる必要があるのでしょうか。
厚手のユポならば問題無いのではとの疑問があると思います。

ユポは二軸延伸フィルムがベースとなっています。
ユポの製造方法は先ずフィルムの流れる方向に引っ張り、次にそのフィルムを左右から引っ張って作成します。その為にフィルムの目(繊維方向?)が横になっており、切れ目が無ければ強いのですが、チョットした切れ目ができると、そこから簡単に真横にキレイに切れてしまいます。
これは厚みを多少上げても避けられないユポの特徴と言えます。ですから裂けにくいクロスとの複合品が良いのです。


ユポクロスには、業務用として看板屋さんが多く使用している、溶剤インクジェット用のタイプもあります。

いずれも当然ながら、私の仕事で運営しているネットショップサイトで販売しています。
水系インクジェット用ユポクロス、ユポストロングクロスはこちらにあります。
溶剤インクジェット用ユポクロス、ユポストロングクロスはこちらにあります。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年2月26日日曜日

横断幕や垂れ幕を作成する用紙について

一般の水性インクのインクジェットプリンタで、横断幕や垂れ幕を作成する用紙について説明したいと思います。

インクジェットプリンタで、横断幕や垂れ幕を作成する用紙には、引き裂きに強いメディアが必要です。又、屋内で使用する場合は防炎処理されたメディアがお勧めです。
引き裂きに強いメディアは、クロスや不織布等がありますが、フィルムの裏に裂けにくいクロスを貼った複合品もあります。
フィルムの多くは二軸延伸フィルムで縦横に引っ張って作られています。二軸延伸フィルムは、傷が付くとそこから裂けやすい性質を持っています。横断幕や垂れ幕を作成する用紙にはフィルム単体では強度面で問題があります。

クロスや不織布の中でも引き裂き強度が特にあるのがタイベックという不織布です。
タイベックはポリエチレンの糸を熱圧着した不織布で、布ではないのでほつれず引き裂きに強いという特長があります。
逆に欠点としては、フィルムと違い平滑生が低いので、写真のような画像には不向きな点が上げられます。
クロス製品も様々な素材や厚みの物があります。屋内で使用するには防炎クロスがありますので、こちらがお勧めです。

この点を改良したのがフィルムとクロスを貼り合わせた複合品です。表面が平滑なフィルムで高画質の画像印刷が出来、裏面にクロス等を貼り付けることで張り裂け強度を持たせます。
この用紙の代表的なのが、ユポクロス、ユポストロングクロスになります。
「タイベック、ユポクロスの販売ページはこちら」

次にはユポクロスについてもう少し詳しく説明します。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

河津桜ツアーに行ってきました。

今回も雨の天気予報の中、申し込んでいたのでクラブツーリズムの河津桜祭と苺狩りのツアーに参加しました。
一昨年からバスツアーを利用し始めましたが、自分で運転しなくても目的地まで行け、途中でお酒を楽しめることが気に入っています。

今回は、船橋駅近くに集合し沼津の海産物販売所での買い物からスタートしました。
わかめせんべいやマグロの生ハム等をカミさんが買い込んでいる間に、こちらはビールからスタート。
つまみは試食用の塩辛等の海産物がイロイロ

バスに戻ったらお弁当の時間になりました。
下におにぎりが二つ入ったお弁当です。

腹ごしらえしてから苺狩りに向かいました。
苺狩りの場所に着く前に雨があがり、暖かくなってコートも不要になりました。
練乳の入ったヘタ入れが配られて苺狩り開始です。時間は40分食べ放題ですが、皆30分もしないでお腹一杯になって終了しました。
 かなり大粒な苺で練乳がいらない甘さでした。   バスツアーのバスです。

お腹が一杯になったところで、河津桜祭に向かいました。
雨の天気予報でしたが、日ごろの行ないのせいか? 雨はあがり結構楽しめました。
今年は寒くて例年より2週間程度遅れているとのことです、一番桜の植えてある川沿いはほとんど咲いていませんでした。
一番早く咲く駅前の桜は咲いていました。
桜の見ごろはまだまだですが、バスツアーのバスは沢山到着して、露天のお店と人混みはなかなかでした。
ここでも、カミさんは河津桜羊羹、桜せんべい、しじみ、あおのり、何故かニラ饅頭などお土産と食材をせっせと買い込んでいました。
当然、荷物持ちは全部私になります。

河津桜はソメイヨシノより濃いめの花です。所々で咲いていた花の写真をたくさん撮りました。
後は主な写真を紹介して終わりにします。
今日は珍しく朝からのテニスはなしで、午後から4時間テニススクール時の仲間とミックスダブルスです。
時間があるので、次はプリンタ用紙について書きます。

2012年2月18日土曜日

インクジェット&レーザープリンタ用名刺用紙について

今日は名刺を簡単に作成する為の用紙について説明したいと思います。

名刺をプリンタで簡単に作成するには、インクジェットプリンタやレーザープリンタで名刺サイズの用紙に印刷するという方法もあります。
多くは、10面や8面にカットされたA4サイズの用紙で名刺を作成します。

今でも多く使われていますが、名刺用紙のカット品はマイクロミシン品が中心でした。
 マイクロミシン品は、価格が比較的安く両面印刷が可能ですが、仕上がった名刺の回りがギザギザする欠点があります。
マイクロミシン等のエーワン名刺用紙は、当然ながら私の運営している、ネットショップ 「ペーパーアンドグッズ」 で売っています。

マイクロミシンのギザギザを改良品として最初に登場したのが、疑似接着名刺用紙です。
この用紙は、名刺用紙に薄い紙を疑似的に接着させて、抜きを入れた名刺を支えています。
この名刺欠点は、片面しか印刷できないことですが、長所は端面が完全にスッキリしていることと、後で紹介する両面印刷タイプのスッキリ名刺より価格が安い点にあります。
プラスの名刺「キリッと」タイプはこちらになります。
また、OEM供給しているメーカー品はネットショップ「ペーパーアンドグッズ」で販売しています。

片面しか印刷できない欠点を無くすため、文具メーカー各社はそれぞれ工夫した名刺用紙を販売しています。

コクヨのクリアカット仕上げの名刺用紙は、コクヨが楽天サイトで販売しています。
この方式は、先の片面タイプの疑似接着したセパレートシを、名刺サイズよりやや小さくカットした抜きを入れて、そのずれた部分で名刺を支えています。
エーワンのクリアカットも同じように裏面をセパレート紙で支えています。
この方式の長所は、端面が完全にスッキリしている点ですが、セパレート紙が支えている名刺裏面の周辺約4mm部分の印刷ができないことです。
また、用紙によってはセパレート紙で空気にさらされている部分と、空気に触れている部分で時間の経過とともに、色が異なってくる可能性があります。


プラスの名刺 「キリッと両面」 タイプは、セパレート紙を使わずに紙+可塑性フィルム+紙の三重構造を持っており、両面の紙部分を名刺サイズに抜きを入れ、もろい可塑性フィルムでつながっています。
この技術は、和紙のイシカワという四国にある会社が、日本やアメリカなどで特許を持っています。
長所は両面とも全面印刷が可能であるということと、構造的にコストが高くない点です。欠点としては名刺の端面が、若干ながら可塑性フィルムのギザギザ感がある点です。

それぞれに長所短所がありますが、その点を理解して頂いた上で御使用頂ければと思います。
結論的にいえば、コスト面重視ではマイクロミシン品。
端面が完全スッキリタイプ希望でしたら、片面の場合 疑似接着品 両面の場合 エーワン製品
両面印刷を重視する場合は、プラス又は和紙のイシカワ製品になります。
こちらの ネットショップ「ペーパーアンドグッズ」には、すべての製品を当然ながら取り揃えて販売しています。

またまた、コマーシャルのようですが私が良いと思った物を販売しています。

今日はもう少し飲んでから明日の7時からにテニスに備えて寝ます。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

名刺台紙について

今日は昨日の雪の影響で、コート整備のため10時から3時間テニスオフに参加しました。
8人集合の予定が4人だけとなり、休みなしのフルでした。

ところで、これから新年度に向かって名刺需要が増えてきますので、
名刺を作成するための名刺台紙を紹介します。
名刺台紙とは、名刺を作成する為のA4サイズ又はA3サイズの用紙のことです。

印刷会社などがオフセット印刷機で印刷する名刺に対して、
名刺台紙はレーザープリンタやインクジェットプリンタで印刷し、
名刺専用カッターで名刺サイズにカットして作成します。

プラスやコクヨなどが販売している10面や8面にヌキが入っている名刺用紙と比べて、
名刺台紙は価格が安いので業務用や社員数の多い会社などで使用されています。

名刺用紙や名刺箱、名刺カッタ―などの名刺関連商品は、
私の運営しているネットショップ「ペーパーアンドグッズ」のこちらにあります。

10面や8面のヌキが入った名刺用紙は、各社いろいろな種類があります。
名刺用紙については、また後で紹介します。

2012年2月11日土曜日

ハーネミューレ Hahnemuhle インクジェット紙について

ファインアートの代表的なハーネミューレ製品を紹介します。

ハーネミューレ ファインアート社は、ドイツで1584年に設立され、絵画や印刷のための高品質なペーパーを製造し続け、80種類以上のファインアートペーパーを持つ、ヨーロッパにおける代表的な画材用紙のサプライヤーです。
その伝統的なアートペーパーにインクジェットコーティングを行ない、インクジェットプリンタで印刷できるように仕上げた物が、ファインアートシリーズになります。
当然ながら私が担当しているネットショップ「ペーパーアンドグッズ」にて、このシリーズを販売していますが、輸入元が分かりやすいホームページを作っていますので、そちらを紹介します。

購入頂くときは、ネットショップ「ペーパーアンドグッズ」で購入願います。チョットだけお得になっています。

マットファインアートシリーズ
Photo Rag フォトラグ  精細で滑らかな面質品
Bamboo バンブー  竹の繊維で作られたユニークインクジェットペーパー
Photo Rag Bright White フォトラグ ブライトホワイト  特に明るい白のコットンペーパー
Albrecht Durer アルブレヒト デューラー  水彩画用紙の風合いをもつ魅力的な面質品
Torchon トーション  ザラザラ感のある独特な面質品
William Turner ウイリアム ターナー  水彩画用紙の風合いと感触を持つ
German Etching ジャーマン エッチング  滑らかな風合いで、繊細なテクスチャーの面質

グロッシー ファインアート シリーズ
FineArt Pearl ファインアート パール  面質は上品で美しい光沢のパール
Photo Rag Baryta フォトラグ バライタ  繊細な面質とバライタの光沢がポートレートに最適
FineArt Baryta ファインアート バライタ  深い色合い、広い色再現域、高い解像度品
Photo Rag Satin フォトラグ サテン  柔らかい光沢イメージのある仕上がり

それぞれ、写真家やアーティストの要望で作られた製品で、写真作品、デジタルアートワーク、写真・絵画の複製などにお使い頂けます。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年2月5日日曜日

ピクトリコ PICTORICO  インクジェットプリンタ用紙について

高品質で知られているピクトリコ PICTORICO 製インクジェットについて説明したいと思います。

インクジェット紙の品質は、ベースの紙(印画紙やフィルム)とインクジェット層によって決まります。
インクジェット層は、透明度が高く、インク吸収が早く、インクのドット径が安定しきれいな円形で、インク耐水性があることが求められます。
ピクトリコは今は三菱製紙の子会社になっていますが、元は旭硝子の子会社でした。
そのガラス技術から、透明度が高い高品質なインクジェット層が開発されました。

お勧めのインクジェットフォト光沢紙とフォト半光沢紙は、こちらの 「プロのお店」 で販売しています。

今は、「新ピクトリコ・クリスタル層」という名前ですが、高濃度・高発色の鮮やかな色彩が得られるインクジェット層で、「ピクトリコプロ」 シリーズになっています。
上の図では、ベース紙とインクジェット層の厚みが同じくらいになっていますが、実際はベース紙の厚みは 100~300μmで、インクジェット層は 10~30μm程度です。
その為、ベース紙の表面性がインクジェット紙の表面性に大きく左右します。

表面の平滑性では、残念ながら紙はフィルムには及びません。最高の光沢を持つインクジェット紙のベース紙はフィルムになります。
価格も高くここまでの光沢が必要なのかとは思いますが、「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム」は黒の濃度も高く、夜景等の輝きを表現する最高のメディアだと思います。

価格的に考えると、「ピクトリコプロ・フォトペーパー」 「ピクトリコプロ・セミグロスペーパー」 がお勧めです。ベース紙は平滑な紙の両面にフィルムコーティングをして高平滑に仕上げた「印画紙」になります。
「印画紙」ベースのインクジェット紙は、フォト用のインクジェット紙では一般的になりましたが、紙にフィルムコーティングすることで、インクが紙にしみ込まず紙の膨張によるコックリング現象を抑えています。
量販店で販売されているのは、20枚パック等の製品ですが、私の運営しているネットショップでは、200枚程度のバルク品に仕上げたお買い得品を、写真屋さん向けなどのプロユース向けに販売しています。
エプソン等の純正紙をお使いのプロのお客様が、結構ピクトリコ品に切り替えて使っています。

その他、モノクロもきれいに印刷できる「GEKKO」シリーズやファインアートシリーズなどもお勧めです。
ネットショップ「ペーパーアンドグッズ」にて、ほぼすべての製品を安価で販売しています。
是非お試しください。

そろそろテニスに行く時間ですので、今日はここまでです。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。