2012年3月29日木曜日

タイベック インクジェット用紙について

昨日、彩dex 製品について紹介を行ったので、今日はタイベック製品について説明したいと思います。

タイベックとはポリエチレンの細い糸を放射して、上から熱をかけて圧着した不織布になります。細い糸の集合体ですので引き裂きに強度を持ったフィルム状の製品になります。
ポリエチレンベースですので水を弾きますが、糸と糸の間に細かな隙間があり湿気を通すという特徴があります。また、細かな隙間があるので、厚みの割に軽いというメリットがあります。

インクジェット用タイベックロール品はこちらのプロの店で販売しています。
お客様の要望が多いので、A4サイズも品揃えしました。こちらにあります。
 
  旭・デュポン フラッシュスパン プロダクツ ホームページの画像を借りています。

その為、住宅用のハウスラップとして外壁材の内側に使われています。雨などの水の侵入を防ぎ、屋内の湿気を外に排出して壁内結露を防げるからです。
また、軽くて湿気を通すので、展示会用や粉じんの防護服などの短期使用の衣類などにも使用されています。布と違い糸を織っていない分コスト的には安くなります。
私が運営しているネットショップでは、タイベックにインクジェット用コーティングをしたインクジェットプリンタ用紙を販売しています。
タイベックにコーティングすることで、湿気を通すという特徴は無くなりますが、強度があり軽いという点からインクジェットプリンタで印刷して、横断幕や垂れ幕などに使用されます。
タイベックは水系インクジェット用ではなく、看板屋さんが多く所有している溶剤インク用やUVインクジェット用もあり、どちらかというとこちらの方が多く使われていると思います。
クロスメディアと違いカットしてもほつれを生じず、縫製やハトメ止めも可能です。
当然こちらも私が運営しているネットショップで販売しています。
横断幕や垂れ幕用のメディアには、ユポクロスやクロスメディアなども多くありますが、引き裂き強度と軽さ、コスト面などトータルでみると優れていると思います。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年3月28日水曜日

彩dex サイデックスクロスメディアについて

今日はいつもより多少早く帰ったので、ブログを書こうと思います。
私が運営しているネットショップで、彩dex 商品を販売開始しました。彩dex サイデックスクロスメディアについて説明したいと思います。

彩dex サイデックスクロスメディアとは、セーレンが製造しているインクジェットプリンタ用クロスになります。
セーレンはクロスメディアに特化して、インクジェット製品を製造していますが、品揃えが豊富で品質的にも大変優れています。
特に、彩dex シリーズはクロスとしては大変印刷濃度の高い仕上がりと、耐環境性を持ち合わせています。
私が運営しているネットショップでは、最近まで取り扱いをせず他社品を販売していましたが、やはりサイテックスクロスメディアを販売しないのは、品揃えとして問題だと判断して販売開始しました。

販売開始にあたり、データアップ用の資料作成の為に、セーレンクロスメディアの見本帳やカタログなどを読むにつけて、印刷サンプルの仕上がりや性能に感心しました。

彩dex シリーズの製品には、横断幕や垂れ幕用の強度ある厚めのクロスや、ポスターやタペストリー用の中厚品、昇り旗用の薄手品が、小幅から大きい幅の物まで品揃えされています。
また、彩dex シリーズほどの印刷濃度はありませんが、価格を抑えたSSシリーズのスタンダードタイプや更に低価格なSAシリーズもあります。
その他にも、クロスなのにほとんどホツレを生じないフリーカットシリーズ、インテリア 装飾用のSTシリーズなど多種多様です。
それに加えて、他社品のタイベックやソフトクロス、低価格の輸入品などがあり、私が運営しているネットショップでのクロスメディアの品揃えは完璧になりました。

これらのクロスや不織布はこちらのページにすべてございます。

2012年3月25日日曜日

我が家の花 3月

今日はやっと春らしい暖かな日差しを感じられる日になりました。

我が家の庭は、相変わらず咲いている花は少なくて、パンジーとスイセンくらいしかありません。
 でも、暖かな日差しを受けて、バラの新芽が出始め、年末に植えたチューリップも芽生えて、花を咲かせる準備を始めています。
桃やシャクナゲも花のつぼみが膨らんでいます。
ヒヤシンスももうすぐです。アジサイにはカマキリが卵を植え付けています。
やはり春はいいですね! 我が家から見える裏の林も春めいています。
林の手前にもチューリップを植えました。丁度リビングから眺められる場所です。
丁度、シイタケが食べごろの大きさに育ってました。
そう言えば、先月は雪が降って我が家の庭も雪景色でした。
我が家の裏の林も庭もこんな感じでした。

今日はこれから、スタッドレスタイヤを取り替えてから、夕方は友達夫婦と食事です。

試験管など細い物に貼れるラベル

今日は朝7時から2時間だけテニスをしてきました。どうも2時間だけだと物足りない感じです。
まあ、今日はイロイロブログを書いてみます。

先日、和紙の石川社長とお会いした後で、以前粘着薄和紙が試験管など細い物に貼るラベルとして使われているという話を思い出しました。

試験管など細い物にラベルを貼ると、ラベルの腰によって粘着力がよほど強くないと剥がれてしまいます。
同様に箱などの角に貼るラベルも同様で、ラベルに腰があると剥がれやすくなります。剥がれないような粘着力の強いラベルを貼ると、後で剥がすのが大変になります。

特にインクジェットプリンタで印刷出来るラベルは、それ程薄くは出来ません。インクジェット用のコーティングをするマシンにかけるのに、薄い紙だとテンションをかけると切れてしまうからです。
特に大手製紙メーカーのコーターは大型で高速の為、薄物のインクジェット製品は得意ではありません。

和紙のイシカワという会社で販売しているプリンタ共用粘着薄和紙は、何と12g/㎡という薄い和紙のインクジェット、レーザー兼用ラベルです。
これは和紙のイシカワ独自の製造方法によって生産されています。12g/㎡というとコピー用紙の五分の一以下の坪量になります。
この粘着薄和紙は以前に紹介したように、葬儀用の提灯の家紋を入れるなどの用途に使われています。
12g/㎡と薄いので、この粘着薄和紙はラベルの腰がほとんどありません。その為粘着力がそれほど強くなくても、紙の腰の反発による剥がれは生じません。
A4 ノーカット品とロール品しか製品化されてないので、A4サイズからカットする手間はありますが、面白いラベルです。
また、紙が薄いので貼った時の凹凸が少ないのも利点です。

更に凹凸が少ないのがインクジェット水転写紙になります。
こちらは、反転させて印刷した画像を用紙の裏から水を湿らせたティッシュなどで軽く叩いて、印刷したインクと耐水性のあるインク吸収層を転写させるもので、凹凸がなく水に強い画像が試験管などのガラスや金属、木材、樹脂などに転写できます。

どちらの商品もアイデア次第でイロイロな用途展開が可能だと思います。
何かアイデアがありましたら是非教えて頂ければと思います。

                  はがきサイズ         A4サイズ  

それぞれの販売ページはこちらになります。
プリンタ共用粘着薄和紙の販売ページはこちらをクリック。
インクジェット水転写紙の販売ページはこちらをクリック。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年3月24日土曜日

名刺の内製化 コストダウンの提案

今日は業界の紙商4社戦テニスの予定でしたが、雨で中止になりました。また、その前に入れていた7時からの早朝テニスも中止です。折角朝早く起きたのに、がっかりです。
そんな訳で、またまたブログを作成します。

今日は名刺の内製化について説明します。
名刺はプリンタで簡単に作成出来るようになっています。コストも印刷屋さんにお願いするよりかなり安くなっていることをご存知でしょうか?

最近ではインターネットで安く名刺を作成してくれるネット名刺ショップも増えていますが、一度デザインをパソコンに登録してしまえば、名前や部署名を変更するだけで、簡単に会社や団体などの名刺を管理出来ます。

使用するプリンタは、最近では一万円以下でも購入できる、卓上型インクジェットプリンタで十分です。当然レーザープリンタでの印刷でも全く問題ありません。

使用する用紙は、作成方法によって大きく三種類に分けることが出来ます。
① コストの安いA4ノーカットの名刺台紙に印刷して、名刺専用カッターで名刺サイズにカットして仕上げる方法です。
こちらはコスト的には一番安く作成出来ますが、名刺専用カッターが必要ですので、数十人規模以上向けにお勧めです。
私の会社では、この方法でレーザープリンタを使って名刺を作成しています。
名刺作成の用紙代は、私が運営しているネットショップで販売している名刺台紙の一般会員価格で計算すると、
レーザープリンタ、インクジェット兼用森林認証用紙で、名刺100枚 80円弱
写真印刷に対応したインクジェットプリンタ専用名刺台紙で、名刺 100枚 150~170円 です。

② 名刺専用カッターまで購入するのは面倒だと言われる方にお勧めなのが、A4サイズの用紙を名刺サイズにカットしてある名刺用紙です。
以前はマイクロミシンでカットされた物が主流で、出来上がった名刺の端面がギザギザしていましたが、最近ではイロイロ工夫された、端面ががギザギザしていない名刺用紙も多く販売されています。
こちらは印刷するだけで、簡単に名刺を作成出来ます。
こちらの用紙代は、同様に私が運営しているネットショップで販売している、名刺用紙の一般会員価格で計算すると、
レーザープリンタ、インクジェット兼用の用紙で、10人分 A4 100枚購入で、名刺100枚 285円 写真印刷に対応したインクジェットプリンタ専用名刺用紙で、10人分 A4 100枚購入で、名刺100枚 約400円 です。

③ 最後に紹介するのは、インクジェット専用になりますが、名刺サイズにカットされた用紙に印刷する方法です。
最近のインクジェットプリンタには、ほとんど名刺サイズの用紙を印刷する機能が付いています。
低価格のインクジェットプリンタの他に、キャノンアプテクス製の名刺、ハガキ専用の高速インクジェットプリンタもあります。
こちらの用紙代は、やはり私が運営しているネットショップで販売している、名刺サイズの用紙の一般会員価格で計算すると、
写真印刷に対応したインクジェット専用名刺用紙で、名刺100枚 221円弱 です。

実際は、名刺用紙代に加えてインク代やトナー代も発生しますが、それでも、数百円から5~6百円では作成出来ます。

名刺用紙や名刺台紙の一般的な市場価格は、私が運営しているネットショップでの販売価格の倍近いので、もう少しコスト高になるかもしれませんが、ある程度のコストダウンになることは間違いありません。

名刺用紙や名刺カッター、名刺箱などの名刺関連商品を紹介したページはこちらになります。
こちらをクリックしてご覧ください。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年3月20日火曜日

複写紙(ノーカーボン用紙)について (レーザープリンタ&インクジェット用)

レーザープリンタやインクジェットプリンタで使用できる複写用紙について説明したいと思います。
国内の製紙メーカーでは、3社がレーザープリンタ対応の複写紙(ノーカーボン用紙)を生産していますが、本来はオフィスで使用するカット紙を使うレーザープリンタ用ではありません。

レーザープリンタ対応の複写用紙は日本製紙、王子製紙、三菱製紙で生産していますが、ターゲットは大手印刷会社や大量に請求書などを発行する大手企業向けでした。
レーザー方式の高速プリンタで、請求書や明細書などの可変データを印刷する、ロール紙を使用するタイプになります。

複写紙の中用紙は、表と裏に異なる薬品を塗っているので、カールしやすい構造になっています。
その為カット紙で使用すると、ヒートロールの熱でカールしてジャムる可能性があります。
その為各社の用紙をプリンタでテストして、問題ないと判断した仕様で加工して販売することになりました。

私が運営しているネットショップで、サンプル依頼が一番多いのが、プリンタ対応の複写紙です。
また、使い方の問い合わせが多いのも、やはりこの複写紙になります。勘違いされやすいのが、コピー用紙と組み合わせて使えると思われる点になります。

ネットで販売している複写紙は、中用紙だけを使用しています。
複写用紙 ノーカーボン紙
複写用紙 中用紙
複写紙の中用紙は、用紙のウラ面にマイクロカプセルに入った発色用の無色のインクがコーティングされており、オモテ面にウラ面のインクを発色させる為の顕色剤がコーティングされています。

この複写紙を二三枚重ねて、ボールペンなどで上から文字などを書くと、ウラ面のマイクロカプセルが破れ、無色のインクと発色させる為の顕色剤とが反応して、青や黒に発色します。
つまり、この複写紙どうしを重ねて使用しないと発色しませんので、この点をご理解頂きたいと思います。

発色の原理などは、日本製紙のページがありますのでご覧ください。
また、富士フィルムのサイトも分かりやすい説明をしています。 確か富士フィルムは日本製紙からOEM供給を受けて複写用紙を販売していると思います。

それでは、簡単な使用例を紹介しますので、是非ご覧ください。

書式をプリンタやコピー機で1枚ずつ印刷します。
複写紙 ノーカーボン紙
複写する枚数2~3枚を重ねます。(ホチキス止めもOK)
重ねた書式の上からボールペンでサインをします。
ボールペンで書いたサインが、下の用紙に青文字で複写されます。
この使い方をご理解頂いた上で、考えておられた用途に合致するようでしたら、是非ご使用頂ければと思います。
サンプルも用意しておりますので、是非お試し頂ければと思います。

私が運営しているネットショップでは、かなり安く販売しておりますが、用紙は日本国内のメーカー品を使用しており、品質的には全く問題ありませんのでご安心ください。
厚口は60番手、中厚口は50番手の原紙を使用しています。

A4サイズには中厚口を品揃えしていますが、A3サイズは厚口だけになります。複写紙は先ほどの説明の通り、オモテ面とウラ面で違う薬品がコーティングされています。
その為先にも説明しましたが、レーザープリンタやコピー機でトナー定着のためヒートロールで熱をかけると、カールが生じて走行中のジャムリが発生する可能性があります。
特にA3サイズはジャムリ易いのでカールが少ない厚口だけ販売しています。
レーザープリンタの構造と用紙についてはこちらをご覧ください。

インクジェットプリンタによる印刷は、紙の表裏にコーティングしている関係上、それ程きれいに印刷はできませんが、文字や罫線の印刷でしたらほとんど問題ありません。

この複写用紙のA3サイズの真中にマイクロミシン加工し、プリンタの送りローラーが当たる部分を減感インクで発色しないように加工した製品を、某保険会社に納入しています。
ロットがあれば使用するプリンタに合わせたり、用途に合わせた加工も可能です。

何かあれば、私都澤までご相談ください。

複写用紙を販売しているページはこちらになります。

付け足しておきますが、50番手より薄い複写用紙は、レーザープリンタでの使用はジャムリ発生の為難しいのでご了承ください。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年3月17日土曜日

名刺用紙8面品について

今日は彼岸の入りなので、平のカミさんの実家に行って墓参りの予定です。
その前に早起きをして、7時からテニスオフ2時間、会社の仲間と2時間、計4時間テニスをしてから行こうと思いましたが、雨が降ってきてしまいました。

残念ながら中止の連絡が入りました。・・・シュン!
しょうがないので、ブログを書きます。
先日ネットショップのお客様から、名刺用紙8面品の生産について問い合わせを頂きました。

私が運営しているネットショップでは、エーワンラベルなどのエーワン製品を販売していますが、これから名刺の需要期となる中で、エーワンが名刺用紙のA4 8面品の製造を中止しています。

一般的には、名刺用紙のA4台紙は10面品がほとんど使われており、名刺と名刺の間を10mm程度空けた8面品は、名刺の地色を全面カラーにした物や、斜めのストライプが入った物など、印刷のズレが許されないデザインの名刺作成に使用されます。

10面品と比較して紙代のコストが単純に二割アップしますので、名刺コストを抑える意味合いから需要は減少していると考えられます。紙代だけでなくベタ印刷は、インクやトナー代もコスト増になりますので・・・

エーワンの代わりに名刺用紙8面品を作っているメーカーとしては、以前名刺用紙のコーナーで紹介した和紙のイシカワ製品の 「簡単名刺 プリンタ共用 A4」 があります。この和紙のイシカワはギザギザの少ない全面両面印刷可能な名刺作成の特許を国内外で取得しており、その名刺を大手文具メーカーなどの製品に仕上げて、OEM供給しています。
ただし、エーワン品とは名刺と名刺の間(業界ではドブと呼んでいます)が1mm程度異なりますので、印刷時には注意が必要です。
名刺用紙8面品はこちらのページにございます。
この名刺用紙のパターンに合うテンプレートを探していますが見つかっていません。
見つけたら紹介します。
ここで一旦中断します。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年3月15日木曜日

OHPフィルム A3サイズ (透明フィルム A3サイズ)

最近、ネットショップでのOHPフィルム A3サイズ品の売上が増えています。

OHPフィルムとは、オーバーヘッドプロジェクターに使われる透明のフィルムで、インジェットプリンタやレーザープリンタで印刷して使われます。、最近ではパソコンから直接データを投影出来るので、わざわざOHPフィルムに印刷する必要が無くなっています。
また、オーバーヘッドプロジェクターはA4サイズ仕様の物が大半であり、A3サイズのフィルムが使われることはほとんどありません。

その為、市場でもOHPフィルム(透明フィルム)のA3サイズはほとんど販売していません。
市場で販売していない為、ネットで検索して私が運営しているネットショップに行き着くのだと思います。

多分OHPフィルムとして使われていると思えないので、ここからは透明フィルムと言い換えます。透明フィルムが使われている用途として、最近の電飾用途が考えられます。
最近の電飾用光源としてLEDが使われるようになり、従来のように乳白フィルムで光を拡散させて、光源の蛍光灯が見えないようにする必要がなく、透明フィルムで良くなったからです。

それ以外にガラスなどの窓を装飾する用途にも使われているのかもしれません。また、製版用のフィルムとして使われている可能性も多いと思います。

いずれにしても、私が運営しているネットショップでは、インクジェットプリンタ、レーザープリンタ兼用の透明フィルムをA3サイズ及びA4サイズで販売しています。
レーザープリンタ専用の透明フィルムも低価格で販売しています。バックライトフィルムも販売しているページですが、こちらのページをご覧ください。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用クロス&レーザープリンタ用クロスについて

完全に雨なので、テニスはあきらめて、もうひとつインクジェット製品について説明したいと思います。

先日、横断幕や垂れ幕及びのぼり旗作成用のインクジェット用クロスや不織布の紹介をしましたが、インクジェット用クロスや不織布には、もう一つの長所を生かした使われ方があります。
インクジェット用クロスやキャンバスはこちらで販売しています。

インクジェット用クロスや不織布には、柔らかく折りたたみが出来る物があります。特にインクジェット用不織布には、しなやかでコスト的にもそこそこ優れた物があります。

一般のインクジェット用紙では、折り目が付いたり画鋲で止めると破れやすいなどの欠点から、発表用の資料など持ち運びをしたり、繰り返し使用する用途には不向きでしたが、柔らかいインクジェット不織布は、折って畳み画鋲で貼り付けても跡が残りません。
この為、インクジェット不織布は、学会などの発表用として多く使われています。

プリンタ用不織布にはレーザープリンタ用もありますが、サイズがA3までしかないので、発表用の資料ではなく、屋外使用の地図や工事等の図面用として、折りたたみが出来耐水性がある長所を生かした用途に使われています。
こちらは、木材繊維の代わりに化学繊維が使われており、洗濯用のタグなどに使用されている耐洗紙がベースとなっています。
こちらの製品は「耐水紙 タフペーパーアクア」という用紙になります。
2017年2月19日追加
 ゼッケン用に使用されているダイニックのシータスを販売開始しました。
 A4 A3サイズを小ロットで購入頂けるようになりました。こちらで販売しています。

2015年7月28日追加
 タフペーパーアクアの販売を、私の新しいサイトで販売開始します。
 こちらにありますので是非よろしくお願いいたします。

2015年6月3日追加
 インクジェット用不織布ですが、タイベックもまた織らない布という意味では不織布になります。
ただ触った感覚がやや硬めなので布とフィルムの中間的な感じになります。
タイベックについてはこのブログ内のこちらのページで紹介しています。

2015年3月31日追加
 このタフペーパーアクアをベースにして作られた、「雨ニモ負ケナイ 紙のぼり」が発売されています。 このブログ内でのちらのページで紹介しています。
 また、同じくこのタフペーパーアクアは、新麻紙という名称で水墨画用としても使用されています。水を含んでも、よじれたり切れたりしないため使い勝手が良いようです。画材用紙はこちらで販売しています。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

2012年3月13日火曜日

メニューを作成する用紙について1 (インクジェット用)

今回はメニューを作成するのに向いた用紙を紹介いたします。

メニューを作成する場合、先ずプリンタがインクジェットなのかレーザープリンタなのかで用紙が異なってきます。

先ずは一般的に多く使われている、卓上型のインクジェットプリンタで印刷する場合で考えたいと思います。
卓上型のインクジェットプリンタには染料インクタイプと顔料インクタイプがあります。顔料インクタイプは耐水性などに優れていますが、写真などの色鮮やかさが染料インクタイプより劣る為、プロユースのA3サイズ以上のタイプを除くとほとんどが染料インクタイプとなります。

染料インクタイプのインクジェットプリンタで印刷した場合は、紙にインクを耐水化させるカチオン剤などの薬品が加えれているインクジェット専用紙では大丈夫ですが、そうでない用紙では水がチョットかかっただけでも、インクが滲んだり流れたりしてしまいます。
メニューを作成する場合は、水に濡れる可能性が高いので、耐水性には気をつける必要があります。

レーザープリンタで印刷する場合は、樹脂を含んだトナーをヒートローラーの熱で溶融させて紙に定着させますので、水で滲むことはありません。ただ紙そのものに耐水性がなければ、メニューを長く使うのは難しいと思います。

それではそれぞれのプリンタでメニューを作成するのに向いた用紙を紹介いたします。

① 写真が多い洋食や中華メニュー
◎ピクトリコプロ セミグロスペーパー 片面&両面印刷用 半光沢フォト用紙
料理の写真がキレイに印刷でき、半光沢で光の反射が少なく見やすい。
RC(レジンコート)ベース 平滑な表面に薄いフィルムコーティングをした紙で、高い平滑性とインクを紙が吸収して波打つ現象(コックリング)を防ぎます。また、ある程度の耐水性があります。
◎インクジェット専用マットコート紙 どのメーカーの物でもオーナー 片面&両面・・・ネットショップ品は安い!
インクジェット専用のマットコート紙は、コート層に耐水化剤が入っており水がかかっても滲みなどは生じませんが、紙そのものには耐水性がなく、濡れると切れ易くなります。長く使用するにはラミネートをした方が良いと思います。
マットコート紙は、普通紙と比べて赤や黒の濃度が出ますので、写真などの印刷にも向いています。フォト用紙と比べると光沢がない分、写真の見栄えは今ひとつですが、ラミネートすることで表面のグロス感を上げることが出来ます。
ラミネート器がない場合は、エーワン製品の簡単ラミネートを使えば手軽に仕上げられます。
◎インクジェット用ファインアート紙
ファインアート紙にはイロイロな面質の物があり、全てがメニューに向いているとは言えませんが、自分のイメージに合った紙を選べる楽しさがあります。
ある程度の耐水性があるものが多いと思いますが、紙質によって長期使用は難しいかもしれません。また、ラミネートを使うと表面の風合いをなくしてしまうことがありますので、注意が必要になります。

② 和食のイメージに合ったメニュー
◎和食に合ったメニュー用の紙を考えると、やはり和紙ということになりますが、市場で多く販売されている和紙は、単に印刷時にインクが滲まないというだけの物が多く、写真画像の印刷に不向きな物がほとんどです。
インクの濃度が高く鮮明な印刷が出来る和紙を選ぶことが必要です。私がネットショップで販売している和紙は、和紙の表面性を失わないようにインジェット層をコーティングしている物になります。

酔っ払って限界なので、続きは又にします。


レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。

台湾に行ってきました。

いつものテニス仲間と台湾に行ってきました。

台北2泊3日のオーダーツアーで、最近参加されませんが柏市のテニス仲間である、また、柏市柏にある旅行会社ホーリーツアーズ代表の市村さんに組んでもらいました。

正直言って、最近の格安旅行の広告を良く見ているので、結構高いなと思ったのですが、実際に参加してみて逆に大変安いと思い直しました。
すべての食事代と見学場所の入場券に加え、空港到着から帰りの空港まですべて送り迎えの運転手と女性ガイドの案内込みで、時間のない日程を無駄なくこなしたのに加え、台湾の歴史や気候など移動時間にいろいろ説明を聞けて、大変有意義でした。
また、天候によって見学先を変更するなどの配慮もあり、臨機応変な対応で雨の多い台北の旅を充分楽しめました。

偶にしか行けない海外旅行なので、見かけの安さではなく親身に企画してくれるオーダーツアーの良さをつくづく感じました。

簡単にツアーの日程を説明しますと、金曜日出発先行組4人と土曜日出発後発組6人という、休暇の都合で2組に分かれ、土曜の夕食だけ合流して夕食を共にすしました。

私は後発組の土曜日出発でした。初日10日 9:40 成田発 現地時間 12:40(日本時間 13:40) 3時間のフライト 15分オーバーで到着しました。
初日は座席が20数席しかない座席の広い大型バスに、運転手プラスガイド二人に我々6人という贅沢なスタートです。
観光人気スポットである、台北101と龍山寺見学、先発組と後発組合流しての台湾料理で乾杯です。最後に夜の屋台を見学しました。

台北101は、日本企業中心に建造され、東芝の高速エレベーターで展望台まで一気に到着します。ガイドさんの話では、建設当時東芝の社員の方が一日中エレベーターの中で上下を繰り返し、大変な作業をしていたそうです。
エレベーターは高速でアッという間ですが、エレベーターに乗るまでは長蛇の列では中国語が氾濫していました。写真の邪魔だからと退けという中国人、帰りのエレベーターでは当然のように列に割り込む中国人パワーに圧倒されました。

龍山寺では信心深い台湾の方々が心より祈りを捧げているのが感じられ、その中を観光の為横切ることをためらいながらガイドさんに従って行きました。
先発隊は食事前にマッサージタイムでしたが、マッサージを受けている途中で、「爪切りますか?」「耳垢取りしますか?」と聞かれて、イエス、イエスと答えていたら、合計金額日本円で18,000円かかってしまったメンバーもいました。 注意! 注意!

台湾料理を楽しんだ後夜の市場を散策しました。地下鉄に乗ってみたいとの要望によって、バスを返して帰りはガイドさんと共に地下鉄でホテルまで帰りました。
ホテル近くの夜店で果物を買い、セブンイレブンでお酒を買ってホテルの一室で更に宴会に突入です。

宿泊は、ゴールデンチャイナでしたが、日本人客が多く日本のホテルに宿泊している感じです。
朝食はバイキングでしたが、お粥やパンなどいろいろ好みに合わせて食べられました。
11日は烏来(ウーライ)に行き原住民の暮らしや踊りを見学しました。
今日は昨日の大型バスから一転して、運転手とガイド二人、我々6人が丁度乗れるワンボックスカーに変更です。これが普通かな!

途中ガイドさんから、部族によって言語が異なる原住民と、蒋介石と共に台湾に入り込んだ漢民族との戦いで、武力の差で原住民が山にのがれ山の民となってしまったこと。
北京語を原住民に教えて統一された言語となり、原住民との交流が始まったことなどの説明を受けました。
原住民の聴衆参加型の踊りを楽しんだ後、トロッコ電車に乗って自然散策。到着駅に車が待っていて、今度は九份に向かいました。
九份ではまたまた市場を見学後、「千と千尋の神隠し」のモデルとなったお店で田舎料理の昼食です。
この後我々もマッサージをして、夕食会場のアンバサダーホテルで四川料理を食べました。
ここで、急遽予約したコース料理に入っていない、ふかひれスープを食べたいとの要望に対して、ガイドさんがホテルと交渉して、プラス費用はあったもののコースに加えてもらいました。
お手数をお掛けいたしました。
追加したふかひれスープとコース料理の、ほうれんそうと貝柱のスープです。どちらも美味しかったです。
翌日は故宮博物館を見学後、小籠包で有名な鼎泰豊(本店)で昼食を済ませてから帰国の途につきました。鼎泰豊(本店)は日本人で一杯でした。
美味しい物を沢山食べた旅行でした。
考えてみたら、お土産代とお酒代を除いたら、ほとんどお金を使わないで終わってしまいました。

今日は休みをとりましたが、明日は仕事だ頑張ろう!
撮った写真の一部を紹介します。
台北101と上から見た写真です。高さが509mなのに何故101と言うのかガイドさんに聞いたところ、コインをマエ、ヨコ、マエから見た形を表しており、お金が貯まる商売繁盛の意味とのことです。

烏来の滝と九份の町並、食事したお店から見た景色です。
ホテルの朝食時の風景と故宮博物館です。
有名な忠烈祠の衛兵交代式です。