今回はメニューを作成するのに向いた用紙を紹介いたします。
メニューを作成する場合、先ずプリンタがインクジェットなのかレーザープリンタなのかで用紙が異なってきます。
先ずは一般的に多く使われている、卓上型のインクジェットプリンタで印刷する場合で考えたいと思います。
卓上型のインクジェットプリンタには染料インクタイプと顔料インクタイプがあります。顔料インクタイプは耐水性などに優れていますが、写真などの色鮮やかさが染料インクタイプより劣る為、プロユースのA3サイズ以上のタイプを除くとほとんどが染料インクタイプとなります。
染料インクタイプのインクジェットプリンタで印刷した場合は、紙にインクを耐水化させるカチオン剤などの薬品が加えれているインクジェット専用紙では大丈夫ですが、そうでない用紙では水がチョットかかっただけでも、インクが滲んだり流れたりしてしまいます。
メニューを作成する場合は、水に濡れる可能性が高いので、耐水性には気をつける必要があります。
レーザープリンタで印刷する場合は、樹脂を含んだトナーをヒートローラーの熱で溶融させて紙に定着させますので、水で滲むことはありません。ただ紙そのものに耐水性がなければ、メニューを長く使うのは難しいと思います。
それではそれぞれのプリンタでメニューを作成するのに向いた用紙を紹介いたします。
① 写真が多い洋食や中華メニュー
◎ピクトリコプロ セミグロスペーパー 片面&両面印刷用 半光沢フォト用紙
料理の写真がキレイに印刷でき、半光沢で光の反射が少なく見やすい。
RC(レジンコート)ベース 平滑な表面に薄いフィルムコーティングをした紙で、高い平滑性とインクを紙が吸収して波打つ現象(コックリング)を防ぎます。また、ある程度の耐水性があります。
◎インクジェット専用マットコート紙 どのメーカーの物でもオーナー 片面&両面・・・ネットショップ品は安い!
インクジェット専用のマットコート紙は、コート層に耐水化剤が入っており水がかかっても滲みなどは生じませんが、紙そのものには耐水性がなく、濡れると切れ易くなります。長く使用するにはラミネートをした方が良いと思います。
マットコート紙は、普通紙と比べて赤や黒の濃度が出ますので、写真などの印刷にも向いています。フォト用紙と比べると光沢がない分、写真の見栄えは今ひとつですが、ラミネートすることで表面のグロス感を上げることが出来ます。
ラミネート器がない場合は、エーワン製品の簡単ラミネートを使えば手軽に仕上げられます。
◎インクジェット用ファインアート紙
ファインアート紙にはイロイロな面質の物があり、全てがメニューに向いているとは言えませんが、自分のイメージに合った紙を選べる楽しさがあります。
ある程度の耐水性があるものが多いと思いますが、紙質によって長期使用は難しいかもしれません。また、ラミネートを使うと表面の風合いをなくしてしまうことがありますので、注意が必要になります。
② 和食のイメージに合ったメニュー
◎和食に合ったメニュー用の紙を考えると、やはり和紙ということになりますが、市場で多く販売されている和紙は、単に印刷時にインクが滲まないというだけの物が多く、写真画像の印刷に不向きな物がほとんどです。
インクの濃度が高く鮮明な印刷が出来る和紙を選ぶことが必要です。私がネットショップで販売している和紙は、和紙の表面性を失わないようにインジェット層をコーティングしている物になります。
酔っ払って限界なので、続きは又にします。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
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