無蛍光増白剤 （蛍光染料） のプリンタ用紙について

先日お客様より蛍光増白剤 （蛍光染料）の入っていないプリンタ用紙の問い合わせが有りました。

元々蛍光増白剤 （蛍光染料）は発がん性の疑いがあるとのことで、食品と直接触れる可能性のある紙には、無蛍光染料の用紙が使われています。

蛍光染料を含まないプリンタ用紙の使われ方はまた別になります。

インクジェットプリンタ用蛍光インクがこちらのＳＯ－ＫＥＮさんのサイトで販売されていますが、この蛍光インクで印刷してブラックライトをあてますと、鮮やかに印刷部分が発光します。

蛍光染料を含んだ用紙に蛍光インクで印刷した場合は、用紙そのものもブラックライトで発光してしまうので、蛍光インクの発光が目立たなくなりますので、蛍光染料を含まない用紙に印刷した方がコントラストが出ます。

殆どのインクジェット用紙は蛍光染料が含まれています。ベースの紙やフィルムに蛍光染料が含まれていなくても、インク吸収層に蛍光染料を入れて白色に仕上げているからです。

私が運営しているネットショップで販売している用紙にブラックライトをあてて、蛍光染料が入っていない用紙を調べてみました。

全く入っていないと思われる用紙はこちらになります。（水系インクジェット用）
①　写真画質ＲＣフォト光沢紙
②　写真画質ＲＣフォト半光沢紙
③　プロッター共用紙
④　インクジェット普通紙ロール（ペーパーアンドグッズ品）
⑤　こちらのページにあるインクジェット用防炎クロス
⑥　インクジェット不織布ロール
⑦　輸入屋内外用カットフリークロス
⑧　こちらのページにあるホワイト以外のプレミアムラベル

和紙のイシカワのインクジェット和紙も奉書紙 特厚和紙 軸装用和紙 薄和紙粘着は蛍光染料を入れないで生産していますが、紙を生産するマシンに残っている蛍光染料が若干付着しています。

溶剤インク用は、塩ビや合成紙など蛍光染料が含まれていない物が多いのですが、メーカーによって異なりますので、問い合わせ頂ければと思います。