今日はインクジェットユポクロスとユポストロングクロスについて説明したいと思います。
ユポの原紙やカット品はこちらのページで販売しています。
先日書いた横断幕や垂れ幕を作成するインクジェット用紙で説明しましたが、ユポクロスとユポストロングクロスは、引き裂きに強く横断幕や垂れ幕などの用途に多く使用されています。
ユポクロスはVJFP-120という顔料インク用インクジェットユポ120ミクロン厚の裏面に薄目のクロスを貼り合わせて、180厚に仕上げています。
ユポストロングクロスは、同じくインクジェットユポ120ミクロン厚の裏面に、強度があるクロスを貼り合わせて、295ミクロンに仕上げた用紙です。ユポストロングクロスは、クロス強度が高く縫製・鳩目加工も可能です。
インクジェットユポの表面は、マット面になっていますが、クロスや不織布と比べると平滑が高く、写真などの画像をキレイに印刷することができます。
ところでユポはポリエチレンベースのフィルムなのに、何故クロスを貼り合わせる必要があるのでしょうか。
厚手のユポならば問題無いのではとの疑問があると思います。
ユポは二軸延伸フィルムがベースとなっています。
ユポの製造方法は先ずフィルムの流れる方向に引っ張り、次にそのフィルムを左右から引っ張って作成します。その為にフィルムの目(繊維方向?)が横になっており、切れ目が無ければ強いのですが、チョットした切れ目ができると、そこから簡単に真横にキレイに切れてしまいます。
これは厚みを多少上げても避けられないユポの特徴と言えます。ですから裂けにくいクロスとの複合品が良いのです。
ユポクロスには、業務用として看板屋さんが多く使用している、溶剤インクジェット用のタイプもあります。
いずれも当然ながら、私の仕事で運営しているネットショップサイトで販売しています。
水系インクジェット用ユポクロス、ユポストロングクロスはこちらにあります。
溶剤インクジェット用ユポクロス、ユポストロングクロスはこちらにあります。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
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