高品質で知られているピクトリコ PICTORICO 製インクジェットについて説明したいと思います。
インクジェット紙の品質は、ベースの紙(印画紙やフィルム)とインクジェット層によって決まります。
インクジェット層は、透明度が高く、インク吸収が早く、インクのドット径が安定しきれいな円形で、インク耐水性があることが求められます。
ピクトリコは今は三菱製紙の子会社になっていますが、元は旭硝子の子会社でした。
そのガラス技術から、透明度が高い高品質なインクジェット層が開発されました。
お勧めのインクジェットフォト光沢紙とフォト半光沢紙は、こちらの 「プロのお店」 で販売しています。
今は、「新ピクトリコ・クリスタル層」という名前ですが、高濃度・高発色の鮮やかな色彩が得られるインクジェット層で、「ピクトリコプロ」 シリーズになっています。
上の図では、ベース紙とインクジェット層の厚みが同じくらいになっていますが、実際はベース紙の厚みは 100~300μmで、インクジェット層は 10~30μm程度です。
その為、ベース紙の表面性がインクジェット紙の表面性に大きく左右します。
表面の平滑性では、残念ながら紙はフィルムには及びません。最高の光沢を持つインクジェット紙のベース紙はフィルムになります。
価格も高くここまでの光沢が必要なのかとは思いますが、「ピクトリコプロ・ホワイトフィルム」は黒の濃度も高く、夜景等の輝きを表現する最高のメディアだと思います。
価格的に考えると、「ピクトリコプロ・フォトペーパー」 「ピクトリコプロ・セミグロスペーパー」 がお勧めです。ベース紙は平滑な紙の両面にフィルムコーティングをして高平滑に仕上げた「印画紙」になります。
「印画紙」ベースのインクジェット紙は、フォト用のインクジェット紙では一般的になりましたが、紙にフィルムコーティングすることで、インクが紙にしみ込まず紙の膨張によるコックリング現象を抑えています。
量販店で販売されているのは、20枚パック等の製品ですが、私の運営しているネットショップでは、200枚程度のバルク品に仕上げたお買い得品を、写真屋さん向けなどのプロユース向けに販売しています。
エプソン等の純正紙をお使いのプロのお客様が、結構ピクトリコ品に切り替えて使っています。
その他、モノクロもきれいに印刷できる「GEKKO」シリーズやファインアートシリーズなどもお勧めです。
ネットショップ「ペーパーアンドグッズ」にて、ほぼすべての製品を安価で販売しています。
是非お試しください。
そろそろテニスに行く時間ですので、今日はここまでです。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
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