印画紙ベースと言うのは、従来より使われている普通の写真に使われている用紙です。
この印画紙はレジンコート紙とも言われていますが、高平滑の紙の両面を薄いフィルムをコーティングした紙です。
この印画紙にインクジェット層をコーティングして、表面を鏡面に仕上げたものがインクジェット用のフォト紙になります。(左下図)
これに対して、印画紙ではなく、鏡面に仕上げた紙にインクジェット層をコーティングして、表面を鏡面に仕上げたものもフォト紙として販売されています。(右下図)
印画紙ベース品は、表面のフィルムによりインクジェットのインクがベース紙に入り込まないため、ベース紙がインクの吸収により波打つことがありません。
また、フィルムコートすることで平滑性が上がり、光沢感も良くなっています。
印刷品質では印画紙ベースが若干上になります。
とは言っても良く比べてみないと分かりませんが・・・
紙ベースのフォト紙が優れる点は、コスト面もありますが、印刷後の加工適性が挙げられます。
印画紙はフィルムコーティングの為、折り曲げても元に戻ってしまい糊付けもしにくく加工適性が良くありません。
紙ベースの物は、折り曲げられ糊付けも可能ですので、ペーパークラフトや本の表紙にする等の加工が可能です。
そんな加工がしやすいインクジェット用フォト紙をA3 A3ノビ A2サイズで販売してみました。
残念ながらまだあまり売れておりません。
インクジェットコーティング層は、インクを留める為の隙間が沢山あるため強度が弱く、セロテープ等で簡単に取れてしまいます。
しっかり糊付けする為には、セロテープ等で表面のコーティング層を取ってから糊付けすることをお勧めします。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
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