2012年10月23日火曜日

複写用紙についての説明です。

プリンタ用複写紙についてネットショップに質問がよく来るので、簡単に説明したいと思います。

多い質問①
コピー用紙との組み合わせができないか?

 複写紙の中用紙は、用紙のウラ面にマイクロカプセルに入った発色用の無色のインクがコーティングされており、オモテ面にウラ面のインクを発色させる為の顕色剤がコーティングされています。
 複写紙のウラ面の無色のインクとオモテ面の顕色剤とが反応して発色する仕組みになっていますので、コピー用紙との組み合わせはできません。

多い質問②
もっと薄い複写用紙はないのか?

 私が運営しているネットショップ 「ペーパーアンドグッズ」 では、レーザープリンタ・インクジェットプリンタ対応の複写用紙を販売していますが、A4サイズは中厚口(60g/㎡)と厚口(75g/㎡)品の2種類、A3、B4は厚口のみ1種類を販売しています。

 確かに伝票に使われている複写紙には、40g/㎡程度の薄い物が多く、薄い方が複写枚数を増やせます。

 複写用紙はオモテとウラに違う薬品がコーティングされており、熱がかかるとカールしやすい性質があります。
 中厚口(60g/㎡)より薄い複写紙は、カールしやすくプリンターの中でジャムリを生じる可能性が高くなります。
 また、A3やB4サイズになりますと、中厚口(60g/㎡)でもジャムリが生じる可能性があるので、厚口(75g/㎡)だけを販売しています。

ご理解いただけますようお願いいたします。

複写紙の使い方については、以前こちらのページで紹介していますので、是非ご覧ください。

レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。

インクジェット用紙については、こちらで説明しています。