インクジェット用クロス(不織布)であるタイベック(TYVEK)についてテストしてみました。
市場では大判行くジェット用のロール紙で販売されていますが、A4サイズにカットして製品販売してみました。商品はこちらにあります。
ロール品はこちらのページにあります。
CANON iP2700(ブラック:顔料インク カラー:染料インク)とEPSON PX-M650F(すべて顔料インク)の両方で印刷してみました。(左下写真 上CANON 下EPSON)
印刷後すぐに洗面台で水につけましたが、意外なことにCANONのブラック顔料インクだけが、ややインク流れを生じました。インクの吐出量が多くインクジェット層で吸収しきれなかったのではと思います。
1時間ほど水に浸けた後でも、印刷そのものにはおおきな変化はありませんでした。
タイベックの特徴としては、フィルムと比較して軽いのと画鋲やピンで留めても破れにくい強度があることです。 こんな実験をしてみました。
乾いた後のタイベックに安全ピンを刺して袋をぶらさげ、その袋に2kgの鉄アレーを入れてみました。
右下の写真が鉄アレーを入れたものですが、本当に破れないで持ちこたえました。 正直怖かったので下に布団を引いて行いましたが、無事でよかった・・・
ちなみに写真の手は、私のカミさんの手になります。 協力ありがとうございます。
テスト後にピンを刺した場所を確認しましたが、穴は裂けていませんでした。
タイベックの製法である、細いポリエチレンの糸をノズルから放射状に出して絡めて熱圧着するという、糸でできた不織布ならではの強度だと思います。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
プリンタ用紙の自称プロ
2017年6月21日水曜日
2017年6月1日木曜日
インクジェット用耐水紙について
短期的に屋外で使用できるインクジェットプリンター用の耐水紙について説明したいと思います。
屋外で使用する場合は雨などによる耐水性が必要ですが、紫外線やオゾンによる染料インクの色褪せや、インクジェットコーティング層の劣化の問題があります。
フィルムベースのインクジェット紙である東洋紡MW107やユポなどは耐水性がある素材になります。 ユポサクションタックもある程度なら屋外で使用できます。
こちらのページで販売しています。
ただし、若干のにじみや色褪せはこのように発生いたします。
ちょっと分かりづらいですが、植木鉢で覆われなかった部分は色褪せが生じています。
フィルムベースでなくても写真用のフォトインクジェット用紙は、 ほとんどがフィルムでサンドされた紙がベースになっているので、かなりの耐水性があります。
こちらのページにあります。
その他では和紙が一般の用紙に比べて繊維が長いので、かなり水に強いものがあります。
絵画やイラスト、子供の作品などを印刷するのにも適しています。
それぞれA4サンプルなどがありますので、興味がありましたら試してみてください。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
屋外で使用する場合は雨などによる耐水性が必要ですが、紫外線やオゾンによる染料インクの色褪せや、インクジェットコーティング層の劣化の問題があります。
フィルムベースのインクジェット紙である東洋紡MW107やユポなどは耐水性がある素材になります。 ユポサクションタックもある程度なら屋外で使用できます。
こちらのページで販売しています。
繰り返し貼って剥がせるサクションタック |
ちょっと分かりづらいですが、植木鉢で覆われなかった部分は色褪せが生じています。
フィルムベースでなくても写真用のフォトインクジェット用紙は、 ほとんどがフィルムでサンドされた紙がベースになっているので、かなりの耐水性があります。
こちらのページにあります。
その他では和紙が一般の用紙に比べて繊維が長いので、かなり水に強いものがあります。
絵画やイラスト、子供の作品などを印刷するのにも適しています。
特厚和紙 |
和紙あいさつ |
その他耐水性のある和紙ラベルなどもあります。
和紙関連はこちらにあります。それぞれA4サンプルなどがありますので、興味がありましたら試してみてください。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
2017年5月9日火曜日
ピクトリコ インクジェット用製版フィルムについて
以前ピクトリコの製版フィルムについて説明したことがありますが、インクジェット用の汎用製版フィルムでは、一番品数が豊富だと思います。
でも逆に透明フィルムと製版フィルムがあり、何が違うのか分かりにくいという声が聞こえます。
ピクトリコの製版フィルムと透明フィルムの特徴は、僅かに白濁しておりクリアな透明フィルムではない点です。ただ、この白濁によりプリンタの紙検知センサーに対応するようになっています。
代表的なピクトリコの製版フィルムは、ピクトリコグラフィックアーツ 製版フィルム TPS100 です。
製品の説明では、最高クラスのインク吸収層設計で、高い光遮蔽性を実現した製版専用フィルム。
乾燥・耐水・きめ細かい画像再現。高濃度の製版フィルム制作が可能です。
染料インク・顔料インク両用 材質:透明PET 表面:平滑 厚さ:145µm 坪量:184g/㎡ とあります。
このTPS100のマットタイプが、ピクトリコグラフィックアーツ 製版フィルム TPF100 です。
マットタイプと言われても、表面をチョット見ただけでは差が分かりにくいです。表面を指でなぞると確かに僅かながらマットというのが分かります。
製品の説明では、最高クラスのインク吸収層設計 「製版フィルム(TPS100)」の表面マットタイプ。
フレキソ:バキューム作業時のエアー抜け向上/スクリーン:乳剤との剥離性向上。
染料インク・顔料インク両用 材質:透明PET 表面:マット 厚さ:145µm 坪量:184g/㎡ とあります。
私が一番分かりにくいと思うのは、TPS100と ピクトリコグラフィックアーツ 透明フィルム TPU100 の違いです。
製品の説明では、新技術によるインク吸収層で高吸収、速乾、きめ細かい画像再現を実現。
製版フィルムの代用としても使用可能。 (インク吸収量150%)
染料インク・顔料インク両用 材質:透明PET 表面:平滑 厚さ:133µm 坪量:172g/㎡ とあります。
最後に白濁感が一番少ない、ピクトリコグラフィックアーツ 透明フィルム TPW100です。
かすかに白濁しているだけで、かなりクリアフィルムに近いと思います。
製品の説明では、Wasatchインクジェット製版システム専用の透明フィルム。
搭載プロファイルを併用することで、高濃度・単色印字が可能。 (黒化濃度2.0以上)とあります。
これらの商品は私の運営している こちらのネットショップ で販売しています。
メーカーに確認してもう少し補足したいと思います。
追伸 ピクトリコに確認しましたが、TPS100がインク吸収力に一番優れており製版フィルムとしてお勧めとのことです。
確かに TPS100 だけA4サイズのカット品も100枚入りの製品が販売されています。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
でも逆に透明フィルムと製版フィルムがあり、何が違うのか分かりにくいという声が聞こえます。
ピクトリコの製版フィルムと透明フィルムの特徴は、僅かに白濁しておりクリアな透明フィルムではない点です。ただ、この白濁によりプリンタの紙検知センサーに対応するようになっています。
代表的なピクトリコの製版フィルムは、ピクトリコグラフィックアーツ 製版フィルム TPS100 です。
製品の説明では、最高クラスのインク吸収層設計で、高い光遮蔽性を実現した製版専用フィルム。
乾燥・耐水・きめ細かい画像再現。高濃度の製版フィルム制作が可能です。
染料インク・顔料インク両用 材質:透明PET 表面:平滑 厚さ:145µm 坪量:184g/㎡ とあります。
このTPS100のマットタイプが、ピクトリコグラフィックアーツ 製版フィルム TPF100 です。
マットタイプと言われても、表面をチョット見ただけでは差が分かりにくいです。表面を指でなぞると確かに僅かながらマットというのが分かります。
製品の説明では、最高クラスのインク吸収層設計 「製版フィルム(TPS100)」の表面マットタイプ。
フレキソ:バキューム作業時のエアー抜け向上/スクリーン:乳剤との剥離性向上。
染料インク・顔料インク両用 材質:透明PET 表面:マット 厚さ:145µm 坪量:184g/㎡ とあります。
私が一番分かりにくいと思うのは、TPS100と ピクトリコグラフィックアーツ 透明フィルム TPU100 の違いです。
製品の説明では、新技術によるインク吸収層で高吸収、速乾、きめ細かい画像再現を実現。
製版フィルムの代用としても使用可能。 (インク吸収量150%)
染料インク・顔料インク両用 材質:透明PET 表面:平滑 厚さ:133µm 坪量:172g/㎡ とあります。
最後に白濁感が一番少ない、ピクトリコグラフィックアーツ 透明フィルム TPW100です。
かすかに白濁しているだけで、かなりクリアフィルムに近いと思います。
製品の説明では、Wasatchインクジェット製版システム専用の透明フィルム。
搭載プロファイルを併用することで、高濃度・単色印字が可能。 (黒化濃度2.0以上)とあります。
これらの商品は私の運営している こちらのネットショップ で販売しています。
メーカーに確認してもう少し補足したいと思います。
追伸 ピクトリコに確認しましたが、TPS100がインク吸収力に一番優れており製版フィルムとしてお勧めとのことです。
確かに TPS100 だけA4サイズのカット品も100枚入りの製品が販売されています。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
2017年4月11日火曜日
桜井 スーパー合成紙について
今日は桜井のスーパー合成紙について説明しようと思います。
桜井株式会社というメーカーは自社では製造工場を持っている訳ではありませんが、100年以上前からトレーシングペーパーなどの製図関連商品を中心に、★star ブランドで品揃えして販売しています。
製図関連でもプリンタによる出力に変わってくると共に、インクジェットやレーザープリンタ用紙の販売にも力を入れるようになりました。
特にこの桜井 スーパー合成紙は、キャノンの公式ホームページで大判プリンタ iPFシリーズの用紙として、純正の用紙と一緒に紹介されています。
こちらのページでプリンタの機種を選択してクリックすると、その機種に対応する用紙が紹介されます。そのページの下の方に桜井 スーパー合成紙が掲載されています。
結構種類があります。
桜井 スーパー合成紙 (糊なし)
24インチ幅 商品コード; 0572V639 610mmX50m 希望小売価格:20,500円
36インチ幅 商品コード; 0572V641 914mmX30m 希望小売価格:15,800円
42インチ幅 商品コード; 0572V642 1,065mmX30m 希望小売価格:18,400円
50インチ幅 商品コード; 0899V390 1,270mmX50m 希望小売価格:35,300円
桜井 スーパー合成紙 糊付
24インチ幅 商品コード; 0572V644 610mmX30m 希望小売価格:22,100円
36インチ幅 商品コード; 0572V646 914mmX30m 希望小売価格:29,000円
42インチ幅 商品コード; 0572V648 1,065mmX30m 希望小売価格:32,100円
50インチ幅 商品コード; 0899V395 1,270mmX30m 希望小売価格:37,900円
桜井 スーパー合成紙 再剥離糊付
24インチ幅 商品コード; 0572V650 610mmX30m 希望小売価格:22,100円
36インチ幅 商品コード; 0572V652 914mmX30m 希望小売価格:29,000円
42インチ幅 商品コード; 0572V653 1,065mmX30m 希望小売価格:32,100円
50インチ幅 商品コード; 0899V396 1,270mmX30m 希望小売価格:37,900円
私の運営しているネットショップでの、桜井 スーパー合成紙をこちらのページで販売していますが、個人的な感想を言いますと、別のページで販売している合成紙 ユポや白色フィルムなどの方が価格的に安く、品質的にも差がないのではと思います。
ただ、桜井 スーパー合成紙は、糊なし品の他、強粘着糊品 再剥離糊品 微粘着糊品などの品ぞろえが豊富な点はすばらしいと思います。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
桜井株式会社というメーカーは自社では製造工場を持っている訳ではありませんが、100年以上前からトレーシングペーパーなどの製図関連商品を中心に、★star ブランドで品揃えして販売しています。
製図関連でもプリンタによる出力に変わってくると共に、インクジェットやレーザープリンタ用紙の販売にも力を入れるようになりました。
特にこの桜井 スーパー合成紙は、キャノンの公式ホームページで大判プリンタ iPFシリーズの用紙として、純正の用紙と一緒に紹介されています。
こちらのページでプリンタの機種を選択してクリックすると、その機種に対応する用紙が紹介されます。そのページの下の方に桜井 スーパー合成紙が掲載されています。
結構種類があります。
桜井 スーパー合成紙 (糊なし)
24インチ幅 商品コード; 0572V639 610mmX50m 希望小売価格:20,500円
36インチ幅 商品コード; 0572V641 914mmX30m 希望小売価格:15,800円
42インチ幅 商品コード; 0572V642 1,065mmX30m 希望小売価格:18,400円
50インチ幅 商品コード; 0899V390 1,270mmX50m 希望小売価格:35,300円
桜井 スーパー合成紙 糊付
24インチ幅 商品コード; 0572V644 610mmX30m 希望小売価格:22,100円
36インチ幅 商品コード; 0572V646 914mmX30m 希望小売価格:29,000円
42インチ幅 商品コード; 0572V648 1,065mmX30m 希望小売価格:32,100円
50インチ幅 商品コード; 0899V395 1,270mmX30m 希望小売価格:37,900円
桜井 スーパー合成紙 再剥離糊付
24インチ幅 商品コード; 0572V650 610mmX30m 希望小売価格:22,100円
36インチ幅 商品コード; 0572V652 914mmX30m 希望小売価格:29,000円
42インチ幅 商品コード; 0572V653 1,065mmX30m 希望小売価格:32,100円
50インチ幅 商品コード; 0899V396 1,270mmX30m 希望小売価格:37,900円
私の運営しているネットショップでの、桜井 スーパー合成紙をこちらのページで販売していますが、個人的な感想を言いますと、別のページで販売している合成紙 ユポや白色フィルムなどの方が価格的に安く、品質的にも差がないのではと思います。
ただ、桜井 スーパー合成紙は、糊なし品の他、強粘着糊品 再剥離糊品 微粘着糊品などの品ぞろえが豊富な点はすばらしいと思います。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
2017年2月3日金曜日
レーザーピーチ(日清紡)の印刷注意点について
私の運営するネットショップでレーザーピーチの販売を開始しましたが、レーザープリンタでフィルムを印刷する場合にはいくつかの注意点がありますので、それについて説明いたします。
まず、レーザーピーチには次の種類があります。
これらの商品はこちらのページで販売しています。 薄手のタイプは東洋紡製品が比較的安いので品揃えしています。 ただし若干静電気が発生しやすい欠点があります。
まず、レーザーピーチには次の種類があります。
これらの商品はこちらのページで販売しています。 薄手のタイプは東洋紡製品が比較的安いので品揃えしています。 ただし若干静電気が発生しやすい欠点があります。
ここにある5種類になります。
ここにあるプロダクションプリンターとは、トナーの転写や定着機能に幅があるプリンターのことです。
汎用レーザープリンターでは、厚紙対応でスピードをコントロールして定着の熱容量は制御できます。
ただし厚手のフィルムの場合、トナーを引き付ける電荷を強くできないと、画像がクリアにならない場合が多いのでご注意ください。
日清紡のホームページに、レーザーピーチ厚手タイプのプリンター参考出力モードの表がありますのでご覧ください。
フィルムは紙と比べて熱の通りが良くないので、しっかりテストした上で使用頂くことが必要になります。
ただし、間違ってもレーザープリンター用ではないフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン(ユポを含む)、塩ビなどの融点が低いものは、ヒートロールの熱で軟化又は溶融してプリンタを壊す可能性がありますので、試すのは止めてください。
私のサイトではA4サンプルを用意しておりますので、まずはお試しいただければと思います。
2017年1月17日火曜日
和紙ラベルの比較 印刷仕上がり 耐水性など
和紙ラベルの印刷仕上がりや耐水性を比較してみました。
インクジェットプリンター専用の耐水和紙ラベルと、インクジェット、レーザープリンター共用のOA和紙ラベル、粘着薄和紙の3種類を試してみました。
いずれもこちらのページで販売している和紙ラベルになります。
いずれも和紙のイシカワの製品になります。
和紙のイシカワ製品以外は、滲みの少ない和紙をラベルに仕上げただけなので、プリンタ共用のOAラベルと同じような結果になると思います。
プリンタはCANON iP2700 とEPSON PX-M650F の二種類を使用しました。 CANON iP2700は、ブラックインクは顔料ですがカラーインクは染料になります。 EPSON PX-650Fはすべて顔料インクになります。
染料インクは水溶性ですので、用紙に耐水化剤を加えていないとインクが水に流れます。顔料インクは水に溶けないので、水に流れにくいです。
画質は一般的には染料インクの方が鮮やかに仕上がります。でも最近では顔料インクも改良されてそれ程の差がなくなりました。
それでは、三種類の印刷上りを比べてみます。
左側が耐水和紙ラベル、真ん中がOA和紙ラベル、右側が粘着薄和紙になります。 上がCANON iP2700 下がEPSON PX-M650F になります。
一番印刷上りが良かったのは耐水和紙ラベルで、染料顔料インク共キレイに印刷できました。ただし。フォト用ではないので、印刷されたケーキはあまり美味しそうではありませんでした。
粘着薄和紙の顔料インクでは遜色ありませんでしたが、染料インクでは僅かに滲んだ感じがありました。 紙がかなり薄いのでインクが吸収しきれないのかもしれません。
印刷するプロファイルを変えれば問題なくなると思います。
OA和紙はインクジェット用コーティングがないものの、割とキレイに印刷できました。
印刷品質はそれぞれ多少の差はあるものの、いずれも使用には耐えられるレベルです。
次に印刷したラベルを冷蔵庫に入れる商品に貼ることがあるので、それぞれの耐水性を調べてみました。
インクジェット用耐水和紙は、染料顔料インク共に全く変化はありませんでした。 粘着薄和紙は僅かですが染料インクが滲みました。 でも問題ないレベルだと思います。
OA和紙ラベルは耐水化剤が入っていないと思われ、染料インクのカラーインクが水で流れ淡い色になってしまいました。
ラベルを貼った物が水回りや冷蔵、冷凍される場合は気を付けてください。
最後にラベルを平らなフィルムに貼ってみました。
インクジェット用耐水和紙ラベルは、十分な厚みがあり簡単にシワもよらず貼ることが出来ました。厚みがあるので青い色上質紙の上においても殆ど透けません。
プリンタ共用OA和紙ラベルは、若干薄めなので貼るときに若干シワが入ってしまいました。でも注意すれば大丈夫だと思います。
和紙らしく紙の厚薄がはっきりしており、裏の色上質紙が結構透けて見えます。
粘着薄和紙は、上紙の和紙が本当に薄いので、剥離紙から剥がす際にカールしやすく、かなりの注意が必要です。 裏の糊同士がくっついて1枚目は失敗してしまいました。
2枚目も結構シワが入ってしまいました。 熟練技術が必要かもしれません。
最後に3種類を貼ったフィルム(クリアファイル)を水に5時間ほど浸けてみて、糊が剥がれないかをチェックしてみました。
インクジェット用耐水和紙が、水を吸って紙が膨張したのか僅かに浮いた部分がありましたが、それ以外は3種類とも剥がれずにしっかりとくっ付いていました。
それぞれ特徴はありますが、用途に合わせてご使用頂ければと思います。
いずれもこちらのページで販売している和紙ラベルですのでチェックしてください。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
インクジェットプリンター専用の耐水和紙ラベルと、インクジェット、レーザープリンター共用のOA和紙ラベル、粘着薄和紙の3種類を試してみました。
いずれもこちらのページで販売している和紙ラベルになります。
いずれも和紙のイシカワの製品になります。
和紙のイシカワ製品以外は、滲みの少ない和紙をラベルに仕上げただけなので、プリンタ共用のOAラベルと同じような結果になると思います。
プリンタはCANON iP2700 とEPSON PX-M650F の二種類を使用しました。 CANON iP2700は、ブラックインクは顔料ですがカラーインクは染料になります。 EPSON PX-650Fはすべて顔料インクになります。
染料インクは水溶性ですので、用紙に耐水化剤を加えていないとインクが水に流れます。顔料インクは水に溶けないので、水に流れにくいです。
画質は一般的には染料インクの方が鮮やかに仕上がります。でも最近では顔料インクも改良されてそれ程の差がなくなりました。
それでは、三種類の印刷上りを比べてみます。
左側が耐水和紙ラベル、真ん中がOA和紙ラベル、右側が粘着薄和紙になります。 上がCANON iP2700 下がEPSON PX-M650F になります。
一番印刷上りが良かったのは耐水和紙ラベルで、染料顔料インク共キレイに印刷できました。ただし。フォト用ではないので、印刷されたケーキはあまり美味しそうではありませんでした。
粘着薄和紙の顔料インクでは遜色ありませんでしたが、染料インクでは僅かに滲んだ感じがありました。 紙がかなり薄いのでインクが吸収しきれないのかもしれません。
印刷するプロファイルを変えれば問題なくなると思います。
OA和紙はインクジェット用コーティングがないものの、割とキレイに印刷できました。
印刷品質はそれぞれ多少の差はあるものの、いずれも使用には耐えられるレベルです。
次に印刷したラベルを冷蔵庫に入れる商品に貼ることがあるので、それぞれの耐水性を調べてみました。
インクジェット用耐水和紙は、染料顔料インク共に全く変化はありませんでした。 粘着薄和紙は僅かですが染料インクが滲みました。 でも問題ないレベルだと思います。
OA和紙ラベルは耐水化剤が入っていないと思われ、染料インクのカラーインクが水で流れ淡い色になってしまいました。
ラベルを貼った物が水回りや冷蔵、冷凍される場合は気を付けてください。
最後にラベルを平らなフィルムに貼ってみました。
インクジェット用耐水和紙ラベルは、十分な厚みがあり簡単にシワもよらず貼ることが出来ました。厚みがあるので青い色上質紙の上においても殆ど透けません。
プリンタ共用OA和紙ラベルは、若干薄めなので貼るときに若干シワが入ってしまいました。でも注意すれば大丈夫だと思います。
和紙らしく紙の厚薄がはっきりしており、裏の色上質紙が結構透けて見えます。
粘着薄和紙は、上紙の和紙が本当に薄いので、剥離紙から剥がす際にカールしやすく、かなりの注意が必要です。 裏の糊同士がくっついて1枚目は失敗してしまいました。
2枚目も結構シワが入ってしまいました。 熟練技術が必要かもしれません。
最後に3種類を貼ったフィルム(クリアファイル)を水に5時間ほど浸けてみて、糊が剥がれないかをチェックしてみました。
インクジェット用耐水和紙が、水を吸って紙が膨張したのか僅かに浮いた部分がありましたが、それ以外は3種類とも剥がれずにしっかりとくっ付いていました。
それぞれ特徴はありますが、用途に合わせてご使用頂ければと思います。
いずれもこちらのページで販売している和紙ラベルですのでチェックしてください。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
2017年1月1日日曜日
明けましておめでとうございます。
2016年12月15日木曜日
ゼッケンを作成するレーザー&インクジェットプリンタ用紙
マラソンなどのゼッケンにも使える耐水性のあるプリンタ用紙を紹介いたします。
ゼッケンとして使用するためには、素材そのものは固くなくソフトである必要があります。また耐水性が求められます。
出来ればハサミで簡単に切れてほつれを生じないことや、安全ピンで留めてもその穴から破れていかないことが必要です。
プリンタで印刷する場合ですが、トナーやインクで印刷した文字や画像が雨などで流れないことが必要です。
レーザープリンタで印刷した場合のトナーは、元々耐水性がありますので問題ありません。
ダイニックで製造しているレーザープリンタ用クロス シータスは、ゼッケン対応品と謳っているだけあって、すべての点で問題ありません。
こちらの商品はレーザープリンタ用 耐水紙 撥水紙 クロス のページで販売しています。
ただし、レーザープリンタ用ですと一般家庭にはほとんど無いので、インクジェットプリンタで印刷できるゼッケン用があればと思います。
お客様の要望から、インクジェット用タイベック(クロス) A4サイズの販売を開始しました。
耐水性のあるPETフィルムベースのインクジェット用白色フィルムと、比較的水に強いインクジェット用和紙で試してみました。
どちらもA4をA5サイズにハサミでカットしましたが、ほつれなどはありませんでした。
黒インクが顔料インクでカラーインクが染料インクのCANON iP2700で印刷しました。
どちらもキレイに印刷できましたが、白色フィルムがシャープで和紙はソフトなイメージです。
印刷後すぐに洗面台で水に30分間つけてみました。 意外な結果でしたが白色フィルムは顔料インクがわずかに滲み、和紙は染料インクが若干滲みました。
次にゼッケンを安全ピンなどで止めた場合の強度を調べるために、端をホチキスで半分止めて引っ張ってみました。
印刷する前の白紙では、ホチキスを引っ張っても予想通りで結構な強度がありました。
水に濡らした後は当然ながらフィルムは問題なくても、和紙は簡単に破れるのではと思っていましたが、意外や意外濡れた和紙でもそう簡単に破れませんでした。
結論としてどちらもゼッケンとして使用可能だと思います。
まだ、インクジェット用白色フィルムの品揃えをしていませんが、今月中に品揃えしようと思います。
インクジェット用和紙は現在販売しております。 もっと強度をと言う方にはインクジェット用特厚和紙もあります。
どちらも、インクジェットプリンタ用紙&和紙 フィルム&ラベルシール カット品のページにあります。
白色フィルムは今月中に販売します。
A4サンプルも用意しますので、是非試していただければと思います。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
ゼッケンとして使用するためには、素材そのものは固くなくソフトである必要があります。また耐水性が求められます。
出来ればハサミで簡単に切れてほつれを生じないことや、安全ピンで留めてもその穴から破れていかないことが必要です。
プリンタで印刷する場合ですが、トナーやインクで印刷した文字や画像が雨などで流れないことが必要です。
レーザープリンタで印刷した場合のトナーは、元々耐水性がありますので問題ありません。
ダイニックで製造しているレーザープリンタ用クロス シータスは、ゼッケン対応品と謳っているだけあって、すべての点で問題ありません。
こちらの商品はレーザープリンタ用 耐水紙 撥水紙 クロス のページで販売しています。
ただし、レーザープリンタ用ですと一般家庭にはほとんど無いので、インクジェットプリンタで印刷できるゼッケン用があればと思います。
お客様の要望から、インクジェット用タイベック(クロス) A4サイズの販売を開始しました。
耐水性のあるPETフィルムベースのインクジェット用白色フィルムと、比較的水に強いインクジェット用和紙で試してみました。
どちらもA4をA5サイズにハサミでカットしましたが、ほつれなどはありませんでした。
黒インクが顔料インクでカラーインクが染料インクのCANON iP2700で印刷しました。
どちらもキレイに印刷できましたが、白色フィルムがシャープで和紙はソフトなイメージです。
印刷後すぐに洗面台で水に30分間つけてみました。 意外な結果でしたが白色フィルムは顔料インクがわずかに滲み、和紙は染料インクが若干滲みました。
次にゼッケンを安全ピンなどで止めた場合の強度を調べるために、端をホチキスで半分止めて引っ張ってみました。
印刷する前の白紙では、ホチキスを引っ張っても予想通りで結構な強度がありました。
水に濡らした後は当然ながらフィルムは問題なくても、和紙は簡単に破れるのではと思っていましたが、意外や意外濡れた和紙でもそう簡単に破れませんでした。
結論としてどちらもゼッケンとして使用可能だと思います。
まだ、インクジェット用白色フィルムの品揃えをしていませんが、今月中に品揃えしようと思います。
インクジェット用和紙は現在販売しております。 もっと強度をと言う方にはインクジェット用特厚和紙もあります。
どちらも、インクジェットプリンタ用紙&和紙 フィルム&ラベルシール カット品のページにあります。
白色フィルムは今月中に販売します。
A4サンプルも用意しますので、是非試していただければと思います。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
2016年11月19日土曜日
レーザープリンタ用光沢白色フィルムラベルの紹介
先日お客様からレーザープリンタ用光沢白色フィルムラベルが欲しいとの依頼がありました。
確かに今までマットタイプの白色フィルムのラベルは販売していましたが、グロスタイプの白色フィルムラベルはありませんでした。
調べましたら、大東化工というメーカーが 「ぴたこんラベル」 というシリーズの中で、ぴたこんラベル 光沢ホワイトで、A4サイズとA3サイズの50枚包装品を生産していました。
早速販売を開始しましたので、是非お試しいただければと思います。
無料のA4サイズサンプルがありますので、是非要望いただければと思います。
こちらの製品はこちらのページで販売しています。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
確かに今までマットタイプの白色フィルムのラベルは販売していましたが、グロスタイプの白色フィルムラベルはありませんでした。
調べましたら、大東化工というメーカーが 「ぴたこんラベル」 というシリーズの中で、ぴたこんラベル 光沢ホワイトで、A4サイズとA3サイズの50枚包装品を生産していました。
早速販売を開始しましたので、是非お試しいただければと思います。
無料のA4サイズサンプルがありますので、是非要望いただければと思います。
こちらの製品はこちらのページで販売しています。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
2016年9月7日水曜日
インクジェット・レーザープリンタ共用 大礼紙のテスト
今日は和紙のイシカワさんの「インクジェット・レーザープリンタ共用 大礼紙」のテストをしてみました。
和紙と洋紙の違いを比較する意味で、コピー用紙でも同様なテストを行ないました。
<大礼紙のテスト>
インクジェット用特厚和紙の時と同様、CANON iP2700 染料インク(左) EPSON PX-M650F 顔料インク(右)で印刷しました。 印刷仕上がりには色味が若干異なりましたが、印刷品質はほとんど変わりませんでした。
しかし、和紙は上質紙やコピー用紙などの洋紙と比較して繊維の長さが長いので、破れにくく乾かせばほぼ元の状態になります。
印刷した画像も多少インクが流れたものの、十分画像が残っています。
<コピー用紙のテスト>
同じテストをコピー用紙を使用してCANON iP2700 の染料インクでテストしてみました。
印刷はそれなりにきれいにできましたが、水につけると染料インクのカラー部分が滲み始めます。
濡れた紙をシンクから剥がそうとしたら簡単に破れてしまいました。
乾かしてみましたが画像は滲んで、何が印刷されていたか分からない状態でした。
和紙のイシカワさんのインクジェット・レーザープリンタ共用 大礼紙に印刷する場合は、顔料インクのインクジェットプリンタをお勧めしますが、染料インクでも問題ないと思います。
当然ながら耐水性のあるレーザープリンタやコピー機のトナーで印刷した場合も、耐水性含めた問題ないはずです。
和紙のイシカワさんの「インクジェット・レーザープリンタ共用 大礼紙」のA4サイズはこちらのページで販売しています。
大礼紙の大判インクジェット用ロール紙はこちらのページになります。
A4サンプルを用意していますので、是非試していただければと思います。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
和紙と洋紙の違いを比較する意味で、コピー用紙でも同様なテストを行ないました。
<大礼紙のテスト>
インクジェット用特厚和紙の時と同様、CANON iP2700 染料インク(左) EPSON PX-M650F 顔料インク(右)で印刷しました。 印刷仕上がりには色味が若干異なりましたが、印刷品質はほとんど変わりませんでした。
こちらの写真を見てもらえると、大礼紙の特徴である、舞い落ちるレーヨン繊維の上にもしっかり印刷されているのが分かります。 一般の大礼紙ですとレーヨン部分ではインクがはじかれてしまいます。
次に耐水性を調べてみました。 右側のEPSON 顔料インクで印刷した物は全く問題ありません。 左側のCANON iP2700 で印刷した方はブラックは顔料インクですが、カラーインクが染料インクなのでにじみが発生しています。しかし、和紙は上質紙やコピー用紙などの洋紙と比較して繊維の長さが長いので、破れにくく乾かせばほぼ元の状態になります。
印刷した画像も多少インクが流れたものの、十分画像が残っています。
<コピー用紙のテスト>
同じテストをコピー用紙を使用してCANON iP2700 の染料インクでテストしてみました。
印刷はそれなりにきれいにできましたが、水につけると染料インクのカラー部分が滲み始めます。
濡れた紙をシンクから剥がそうとしたら簡単に破れてしまいました。
乾かしてみましたが画像は滲んで、何が印刷されていたか分からない状態でした。
やはり和紙とコピー用紙などの洋紙では耐水性には差があるなと思います。
当然ながら耐水性のあるレーザープリンタやコピー機のトナーで印刷した場合も、耐水性含めた問題ないはずです。
和紙のイシカワさんの「インクジェット・レーザープリンタ共用 大礼紙」のA4サイズはこちらのページで販売しています。
大礼紙の大判インクジェット用ロール紙はこちらのページになります。
A4サンプルを用意していますので、是非試していただければと思います。
レーザープリンタ用紙については、こちらで説明しています。
インクジェット用紙については、こちらで説明しています。
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